テスト車&開発ブランド


MAZDA MAZDA3 BP5P 『LOWFER SPORTS』・ローダウンスプリング『L・H・S』のテスト

基本情報

1)日時
2021年6月25日
2)メーカー
MAZDA
3)車名
MAZDA3 (FASTBACK)
4)型式
BP5P
5)駆動
2WD
6)グレード
SKAYACTIV-G 15S
7)開発ブランド
『LOWFER SPORTS』
ローダウンスプリング
『L・H・S』
8)製品種別
ショックアブソーバ
スプリング

実車装着 「アクセラ」から生まれ変わった「MAZDA3」。ハンドリング面の完成度はかなり高いフィーリング。。。
スポーツダンパーの設定が手強いモデルです。。。
今回は1.5L SKYACTIV-G 15S 2WDのFASTBACKがテスト車です。


LOWFER SPORTS & ローダウンスプリング 『L・H・S』 試作品をテスト実施しました。


フロントはガソリン2WD グレード20S&15S 共用設定
今回の15Sの場合はバネレートがノーマル比112%になります。


リヤは2WD ALLグレード共用設定
バネレートはノーマル比107%です。


前後ともに狙い車高は -20~25mm


フロント -11mm / リヤ -22mm
フロントダウン量が若干不足で変化感が足りない。。。フロントを下がるモノに交換します。


フロント -18mm / リヤ -22mm


今度は俯瞰のバランスも問題なし!!

ダンパーとバネレートのマッチングは完璧です!
スッキリ感としなやかさが絶妙にバランス取れており狙い通りのフィーリングです。
ステア応答、ステアセンターの適度なじんわり感、オリジナルの良さをさらに引き出せている印象です。
常時フラットな挙動で高速操安性も良好。入力感もしなやかで上質感のある乗り心地で問題なし。
イメージ通りの「Lowfer Sports KIT」になりました!!

↓↓↓こちらがノーマル車高↓↓↓


≪フロント≫ 車高: -18mm
バネレート: 23.5N/mm(ノーマル比112%)

≪リヤ≫ 車高: -22mm
バネレート: 42.3N/mm(ノーマル比107%)


MAZDA3 BP5P (FASTBACK SKYACTIV-G 15S 2WD)

『Lowfer Sports KIT』 完成です!

2023年3月末の発売の予定です。発売まで今しばらくお待ちください。

発売は↓↓↓より随時ご案内致します。
http://www.kybclub.com/release/index.html


TOYOTA GRヤリス MXPA12『Real sports damper spec TR』のテスト

基本情報

1)日時
2022年9月27-29日
・11月15-17日
2)メーカー
TOYOTA
3)車名
GRヤリス
4)型式
MXPA12
5)駆動
2WD
6)グレード
RS
7)開発ブランド
『Real sports damper spec TR』
8)製品種別
ショックアブソーバ

実車装着 TOYOTA GRヤリス MXPA12 『Real Sports Damper specTR』 テストしました。


今回は2WD(FF)の「RS」

毎度お世話になっている 『GR Garage Netz群馬 G'SPiCE』 さんのデモカーをお借りしました!
http://www.netzgspice.com

RSは並行してノーマル形状サスペンションキット 『 Extage (エクステージ) 』 も進めていますが、
Real Sports Damperのご要望も増えてきたということでこちらも着手。

全域にわたってスピードレンジ・負荷が異なるAWDのGRヤリス GXPA16 はサーキットを全開!
攻められる感じで仕上げましたが。。。RSの場合は「ワインディングで気持ち良く」といったニュアンスで、
1.5L CVTでもスッキリ・スムーズに速く走れるキットに仕上げたいと思います。

通常Real Sports Damperは乗り心地面をあまり気にしないのですが、今回は通常の乗り味も少し考慮していきたいですね!

今回のテスト品


フロントが倒立ストラット
リヤがモノチューブ
ともに減衰力32段調整です。


AWD同様、前後ともにピロアッパーマウントにしています。
(注:RearピロアッパーマウントKITはオプション)


スプリングはフロントが7inchの直巻き、リヤは樽型の専用スプリングを使用します。

◆◆◆ 走行テスト Day 1 ◆◆◆

走行テストは袖ヶ浦フォレストレースウェイです


今回のスタートセット

【 タイヤ 】 YH ADVAN A052 235/40R18
【 ホイール 】 WEDS SA-35R 8.5J インセット +35
【 PAD 】 プロジェクトμ HC+
【 スプリング 】 Front: 8K-7inch + ヘルパー
        Rear: 6K専用形状 + ヘルパー
【 車高(ノーマル比) 】 Front: -37mm Rear: -30mm
【 キャンバー 】 Front: -2.5° Rear:-1.6°
【 Toe 】 Front: 0 Rear: 0
【 最低地上高 】 127mm (フロントメンバー)


≪SET1≫
足回りはじめシャシー全体のスタビリティレベルが高いので、非力なRSでは基本なにも起こらない。。。
現状ではアンダーステア・オーバーステアは無く、単純にオンザレール。
前後バランス的にはリヤレート上げか?

タイムは 【 1.26.26 】

≪SET2≫
リヤのバネレートを上げてみます。

【 スプリング 】 Rear:6K→7K


弱オーバーステアでステア量は減りコーナリングしやすい。
フロント軸がしっかりしており、スポーティFFらしい挙動になってきました。

フロント減衰力を少し上げてみるとブレーキングが安定し、さらに奥まで攻めてもターンインしやすい。

コントロール性が良くステア操作に対して、クルマ全体でしっかり反応する方向になってきました!

もう1段リヤレート上げでもよいか?

タイムは 【 1.24.87 】

≪SET3≫
さらにリヤのバネレートを上げてみます。

【 スプリング 】 Rear:7K→8K

ターン5のような長く回り込むコーナーは安定するのですが、ヘヤピンなどのタイトコーナーではリヤの張りが強く
ターンインのリズムが取りにくいですね。。。
減衰力調整で多少変わるものの運転のしやすさ・自然なフィールはSET2の方が良いかな・・・

ベストタイムは 【 1.24.14 】


≪SET4≫
全体的な「動き」を多めに出してみるべく、前後のバネレートを下げてみます。

【 スプリング 】 Front:8K→6K Rear:8K→6K

乗りやすさは大幅に良くなりましたが、前後バランス的にフロントの踏ん張りが不足のため、
コーナリング中の修正蛇が多いですね。。。

タイムは 【 1.24.52 】 

前後の適正バランスが見えてきたところで1日目は終了

◆◆◆ 走行テスト Day 2 ◆◆◆

≪SET5≫
フロントのバネレートを上げてみます。

【 スプリング 】 Front:6K→7K


コーナリング中の荷重コントロールもしやすく乗りやすい。フロントの接地感も高く追従性も良いですね!
前後バランス的には今回ベストです!

このセットでもフロント減衰力を少し上げると、ブレーキングが安定してターンインがしやすい。。。

ベストタイムは 【 1.23.60 】
今回テストでのベストタイム
(Day1気温26℃ Day2気温21℃ も影響大)

≪SET6≫
リヤのスプリングレートを上げてみます。

【 スプリング 】 Rear:6K→7K

SET5に比べてターンインからコーナリング中の踏ん張りは高いものの、リヤのスライドが早く、やや慌ただしい挙動・・・

タイムは 【 1.23.81 】

≪SET7≫
良かったSET5のバランスを参考に前後のバネレートを下げてみます。

【 スプリング 】 Front:7K→6K Rear:7K→5K


これまでのセットに比べるとロール量は大きめだが、エンジンパワーとのマッチングは良い感じです。
ステア応答性とリヤの追従性も高く、全体的な挙動もスムーズでコントロール性も良好!
丸みのある入力感もイイ感じです。RSで仕上げたいイメージに近くなりました。

タイムは 【 1.23.70 】


今回やれるテストメニューはここで終了
スプリングのバランス・車高・アライメントはOK
今回ダンパー減衰力が前後とも全体的に高く、挙動が出ずらかった印象でした。
もう少し荷重移動をしやすくしたいところです。。。


ダンパーをつくり直して再トライです!
2回目テストをやって最適セットを決めたいと思います!

※※※ダンパーチューニングを弊社工場で実施し、2回目のテストとなります※※※

Real Sports Damper specTR 2回目のテストしました。
今回は前後ともに減衰力修正品にて再トライです。


フロントはバンプ・リバウンドともにダウン方向、そしてダイヤル調整による変化幅の拡大。
リヤはリバウンド側は変えず、バンプ側のみダウン方向で特性を変えました!

前回のテストより気温は低く15℃。。。
コンディションは明らかに良いのですが、タイヤが摩耗しているのでプラマイゼロですね。。。


まずは前回BESTのセットを基準として、ダンパーのみ修正品の状態からスタートします。

【 タイヤ 】 YH ADVAN A052 235/40R18
【 ホイール 】 WEDS SA-35R 8.5J インセット +35
【 PAD 】 プロジェクトμ HC+
【 スプリング 】 Front: 7K-7inch + ヘルパー
        Rear: 6K専用形状 + ヘルパー
【 車高(ノーマル比) 】 Front: -37mm Rear: -31mm
【 キャンバー 】 Front: -2.5° Rear:-1.6°
【 Toe 】 Front: 0 Rear: in 0゜10'
【 最低地上高 】 125mm (フロントメンバー)

◆◆◆ Day1 ◆◆◆
≪SET1≫
走り出し一発目はオーバーステアで、旋回レベルが低いので減衰でいろいろ調整。。。


そこそこバランス良くなるもフロントの接地感がいまひとつ。
スプリングの前後バランス変更ですね。。。

タイムは 【 1.24.82 】

≪SET2≫
ステア初期の路面つかみ良さを向上させたいので、フロントのバネレートを下げてみます。

【 スプリング 】 Front:7K→6K


前後バランス良くターンインから立ち上がりまでの一連の挙動がスムーズになりました!
旋回レベルが上がったおかげでリヤの踏ん張り不足がやや不満。。。

タイムは 【 1.23.26 】
すでに前回テスト時のベストタイムよりも速い!運転していて明らかに速さを実感出来ています。

≪SET3≫
リヤの車高を 6mm 下げてみます。


リヤの踏ん張り感は高く、ブレーキングからターンイン時の安定感が高い!
これまでより突っ込んでいけるし旋回速度も確実に向上してますね!!

タイムは 【 1.23.21 】

≪SET4≫
一般道の乗り心地を考慮したセットを確認
【 スプリング 】 Rear:6K→5K

最初はリヤがだるくなり、旋回レベル下がったものの、減衰調整でバランス取れてきました。

ベストタイムは 【 1'23.09 】
良いですね。。。

ただちょっと行き過ぎるとすぐオーバーステアが顔を出します。。。
攻められるバランスではあるのですが、SET3のようなスムーズな運転し易さが無いのが残念。。。

せっかくなんで一般道の乗り心地も確認

前後とも減衰力はフルソフト
かなり入力感丸みが出て普通に乗れる!イメージ的にはExtageのプラスαレベルです!

◆◆◆ Day2 ◆◆◆
≪SET5≫
サーキットでは良くても一般道ではどうかな?と思われるセットも確認。
【 スプリング 】 Front:6K→7K Rear:5K→7K


予想通りスタビリティ面では今回一番!

タイムは 【 1'22.99 】
22秒台に突入してきました!!
ただ若干ではあるのですが、高速コーナーではオーバーステア、
低速コーナーではアンダーステア傾向でハンドリングバランスにムラがあります。

≪SET6≫
トータルバランスが一番良かったSET3を再確認
【 スプリング 】 Front:7K→6K Rear:7K→6K

前後バランス・ステアフィール・コントロール性、全てにおいてベストバランスです!!

タイムは 【 1'23.01 】申し分なし。


一般道・高速道路の乗り心地も入力感は丸みも残っており嫌みな硬さは無し!
総合的にこのセットで決まりですね。イメージ通りの「大人セット」です。

GRヤリス「RS」 MXPA12
『Real Sports Damper specTR』 完成です!


GRヤリス MXPA12 『Real Sports Damper specTR』

2023年3月末~4月上旬の発売予定です。発売まで今しばらくお待ちください。

発売は↓↓↓より随時ご案内致します。
http://www.kybclub.com/release/index.html


TOYOTA ヤリス KSP210 のテスト

基本情報

1)日時
2020年6月15日
2)メーカー
TOYOTA
3)車名
ヤリス
4)型式
KSP210
5)駆動
2WD
6)グレード
X
7)開発ブランド
『NEW SR MC』
8)製品種別
ショックアブソーバ

実車装着 ヤリス KSP210 テストしました。


2020年 2月発売の4代目ヴィッツは、今回のモデルチェンジでグローバル名の「ヤリス」になって登場。
プラットフォームやパワートレイン、内外装デザインなどすべてが刷新されています。
キャラクター的にもこれまでよりスポーティー路線ですね。
新規開発GA-Bプラットフォームの軽量かつ高剛性、低重心化による効果が大きく、
第一印象はキビキビ走るフットワークの良いフィーリングです。

今回のテスト車は最もシンプルな1.0L-2WD グレード「X」

まずはオリジナルのデータ取りからスタートです。
フロント、リヤとも長めのバンプクッションが採用されています。
ウレタン製のソフトな物なので積極的にタッチさせて、たわみ特性を上手く使うストローク関係になっています。
近年のコンパクトカーはフロントマクファーソンストラットの上部取付は軽量化のため1点取付が主流です。
ヤリスも1点取付なのですが他車とは違い、アッパースプリングシートにしっかり角度がついています!!


ジオメトリーの最適化に抜かりナシ。。。 さすがです。。。

バックランプが標準装備なので、しっかり高さの測定も実施しております。


それでは試作品の装着確認です。
テストアイテムは『NEW SR MC』
http://www.kybclub.com/products/street/mc/index.html


フロントはガソリン・HYBRIDの2WDモデル共用、リヤはガソリン2WD専用です。


では走行チェックへ。。。
低速から高速走行時まで全域で操安性がグッと上がりました!
ステアリングのリニアリティは高く、速度域が上がってもしっかりした手応え感は持続しています!
ロングホイールベース・ショートオーバーハングのディメンションも、安定感向上に大きく関係しているのでしょう。
高速旋回時も適度なロールスピードとロール剛性で、とても安定感が高いです!
乗り心地も上質感がありとてもバランス良くまとまっています!

ヤリス 2WDモデル 『NEW SR MC』完成です!!


2023年3月発売の予定です。発売まで今しばらくお待ちください。

発売は↓↓↓より随時ご案内致します。
http://www.kybclub.com/release/index.html


NISSAN ルークス B44A のテスト

基本情報

1)日時
2022年2月8日
2)メーカー
NISSAN
3)車名
ルークス
4)型式
B44A
5)駆動
2WD
6)グレード
S
7)開発ブランド
『LOWFER SPORTS』
ローダウンスプリング
『L・H・S』
8)製品種別
ショックアブソーバ
スプリング

実車装着 ショックアブソーバ『LOWFER SPORTS』・ローダウンスプリング 『L・H・S』 テストました。


テスト車は 2WD グレード 「S」


フロント・リヤともに2WD専用設定です。
適正ストロークの確保と、ハンドリングと乗り心地の両立!
これらを考えてちょうど良い状態の前後ともに-25~30mmの車高を狙います。
バネレートはノーマル比で フロント110% リヤ107% の設定にしました。
LOWFER SPORTSテスト品と、L・H・Sテスト品は狙い目仕様から装着


フロント -27mm / リヤ -25mm

一発OKです! ダウン量も狙い通りで俯瞰の見た目バランスで、カッコ良さもイメージ通り!!


最低地上高部分、フロントメンバーのクリアランスは121mmあるので問題ナシ。

↓↓↓こちらがノーマル車高↓↓↓


走りのフィーリングも狙い通り。
ステア応答は良く、重心高さを感じさせない、グッと引き締まった軽快なフィーリングです。
止まる・曲がるの安定感は高く、高速操安性も向上して心地良い走りに変わりました。
ローダウンではありますが、入力感もしなやかで、乗り心地もまったく問題ありません。
イメージ通りの 『Lowfer Sports KIT』 になりました!

ルークス B44A, B45A (2WD) 

≪フロント≫ 車高: -27mm
バネレート: 28.4N/mm(ノーマル比110%)

≪リヤ≫ 車高: -25mm
バネレート: 24.3N/mm(ノーマル比107%)


『Lowfer Sports KIT』完成です!
2023年2月発売の予定です。発売まで今しばらくお待ちください。

発売は↓↓↓より随時ご案内致します。
http://www.kybclub.com/release/index.html


MAZDA CX-30 DMEP のテスト

基本情報

1)日時
2021年3月15日
2)メーカー
MAZDA
3)車名
CX-30
4)型式
DMEP
5)駆動
2WD
6)グレード
20S PROACTIVE
7)開発ブランド
『NEW SR MC』
8)製品種別
ショックアブソーバ

実車装着 CX-30 DMEPのテストしました。


今回のテスト車は「SKYACTIV-G 2.0L 2WD」、グレード 「20S PROACTIVE」
CX-3とCX-5の中間に位置づけされる新型クロスオーバーSUV「CX-30」

第一印象、ボディ剛性感が高くフラット感があるスタビリティの高い乗り味です。
クロスオーバーSUVにしてはスポーティー寄りなフィーリングですね!
走り始め最大のインパクトはブレーキのタッチがとても良いこと!
欧州車的な踏力コントロールタイプで、踏みしろは少ないながらも制動コントロール性がとても良い!
そのため一連の動作がしやすく、コーナリングアプローチがスムーズ。
ステア操作に対する挙動、すべての一体感が高くまとまり感のある乗り味です。。。

まずはオリジナル寸法のデータ確認。
基本レイアウトはMAZDA3同様、フロントは抱込み式のマクファーソンストラット、リヤは新しいビーム形状のトーションビームです。
組付け精度の高さを感じる構成になっております。


テストアイテムは『NEW SR MC』
http://www.kybclub.com/products/street/mc/index.html


前後ともにALLモデル 2WD&4WD 共用設定です。


リヤの収束が向上して高速走行時の浮き上がり感がピタッと無くなりました!
全体的なしっかり感は向上して、フラットかつ接地感の高い乗り味です。
フロントのステア応答性、追従性も良く引き締まったフィーリングに変わりました。
もちろん乗り心地も問題なし!


MAZDA CX-30 『NEW SR MC』完成です!!
2023年2月発売の予定です。発売まで今しばらくお待ちください。

発売は↓↓↓より随時ご案内致します。
http://www.kybclub.com/release/index.html


NISSAN ルークス B44A のテスト

基本情報

1)日時
2021年5月14日
2)メーカー
NISSAN
3)車名
ルークス
4)型式
B44A
5)駆動
2WD
6)グレード
S
7)開発ブランド
『NEW SR MC』
8)製品種別
ショックアブソーバ

実車装着


2020年3月に発売された新型軽自動車「ルークス」。走りの第一印象としては、比較的穏やかなファミリー向けの乗り味ですね。
昨今の軽トール2BOXはステア応答も良く、しっかり感が前面に出ているタイプが多いので、どこか懐かしい印象を受けました。
軽トール2BOXの弱点で共通ですが、高速度域になると、どうしてもヨレ感が気になる場面も出てきてしまいます。
このあたりはダンパー交換でフィーリング向上が期待できるのですが、通常速度域での乗り心地を損なわないよう
気を付けなければいけません。

今回のテスト車は 2WD グレード「S」スタンダードなモデルです。
テストアイテムは『NEW SR MC』
http://www.kybclub.com/products/street/mc/index.html


前後ともに全グレード共用の2WD専用品です。
フロントはデイズ B45W用が近いスペックなので合わせて確認してみます。
まずは専用品の 『NEW SR MC』 セットからスタート。




前後バランスが良く、加速・減速時の挙動がかなり抑えられました!
旋回時のロールスピードも上手く制御出来ているので、フラット感が出て良いフィーリングです。
もちろん乗り心地も問題なし!
高速時の安定感もグッと上がりながらも、しなやかな入力感で落ち着いたフィーリングにまとまっています。
変化感もあり、イメージ通りの乗り味で100点満点です!

それではフロントをデイズ用に交換
専用品に比べると少しではありますが、バンプ側減衰力が高めの仕様です。


最初のセットより、路面からの入力はやや強め。。。とも思えるのですが、より軽快なフィーリングになったのはプラス要素!
前後バランスも良く、乗り心地も問題ないのですが、専用品に比べるとちょっと劣ります。。。
っというわけで、前後ともルークス専用品で、『NEW SR MC』完成です。


2023年2月発売の予定です。発売まで今しばらくお待ちください。

発売は↓↓↓より随時ご案内致します。
http://www.kybclub.com/release/index.html


NISSAN デイズ B44W のテスト

基本情報

1)日時
2019年8月12日
2)メーカー
NISSAN
3)車名
デイズ
4)型式
B44W
5)駆動
2WD
6)グレード
ハイウェイスターX
7)開発ブランド
『NEW SR MC』
8)製品種別
ショックアブソーバ

実車装着 デイズ B44W テストしました。


6年ぶりに新型となった2代目デイズ。
プラットフォーム刷新や全てを見直されただけあって、乗り味的には質感の良さが印象的です。

ただ、走り出し第一印象は入力感のしっかりした感触ではあったのですが、
高速になると全体的に初期ストロークスピードが若干速く、ヨレ感が気になる場面もありました。
乗り心地面を重要視している感じでしょうか。
そのあたりを重視してダンパー交換で改善出来ればと思います。

今回のテスト車は 2WD(FF) グレード 「ハイウェイスターX」“スマートシンプルハイブリッド”モデルです。

今回のテストアイテムは『NEW SR MC』
http://www.kybclub.com/products/street/mc/index.html


全モデル共用の2WD(FF)専用品です。


交換後の第一印象は。。。ほど良いボリュームアップ感です!!
走り出しは穏やかに感じるのですが、フロントの追従性は良く、
高速操安性も向上していてギャップ通過時のいなしも良好です。
イメージ通りのフィーリングとなりました。


高速操安がやや不足気味のノーマルフィーリングに対してしっかり感は向上しながらも、
後部座席を含めた乗り心地も良く、じつに絶妙なバランスになっています。


デイズ 2WD (B43W, 44W, 45W)『NEW SR MC』完成です!

2023年2月発売の予定です。発売まで今しばらくお待ちください。

発売は↓↓↓より随時ご案内致します。
http://www.kybclub.com/release/index.html


TOYOTA C-HR ZYX10 NEW SR MC のテスト

基本情報

1)日時
2018年10月17日・12月17日
2)メーカー
TOYOTA
3)車名
C-HR
4)型式
ZYX10
5)駆動
2WD
6)グレード
S
7)開発ブランド
『NEW SR MC』
8)製品種別
ショックアブソーバ

実車装着 C-HR ZYX10 テストしました。

今回はHYBRID 2WD のグレード「S」
タイヤサイズ 215/60R17 モデルでの初回検証です。

純正ダンパーはSACHS製が採用されており、プリウスよりもスポーティーで、キビキビ感の高いハンドリングバランスになっていますね。
プリウスに次ぐTNGA第2弾はニュルを走り込んで作り上げただけあって
SUVとは思えないほどのステア応答性と操安性の高さが特徴的なフィーリングです。
しなやかで全ての挙動がジンワリと粘りのあるフィーリング、高い速度からのブレーキング&ターンイン時でもふらつきは無く、
フラット感を保ったまま安定しています。
いっぽう素早いステア操作に対する応答は良く、リヤの動きも同調されていてライントレース性がとても良い!
ダンパーセッティングも繊細な部分を詰めて仕上がっていると感じましたね。
プリウスに対して運転席のヒップポイントは55mm高いのですが、まったく気にならないどころか体感的には同等に感じる程の感覚。
それほどシャシーバランスが良くドライバビリティが高いと言える内容なのでしょう。
これはかなりの強敵です!!
『NEW SR MC』 の設定についてはこの「まとまり感」「粘り感」をスポイルせずスポーティーさを引き出せるよう頑張ってみたいと思います。

ということでノーマルダンパーのフィーリングを確認した後は、寸法・ストロークのデータ取りからスタートです。

このクルマ、見た目に反して・・・ というかキビキビとした走りに拘っているためか、
ホイールストロークの内容も他車とは一線を画すといった感じです。
フロントはリバウンドストロークは普通ですがフルバンプストロークは一般的な乗用車よりも少なめ。
いっぽうリヤはSUVらしからぬ、リバウンドストローク少なめ、バンプストローク普通。かなり珍しいパターンです。。。

試作品は新作の 『NEW SR MC』

さっそく装着&フィーリングチェック

フロントはガス反発力もしくは微低速域の減衰力が影響しているのか、、
いわゆる「ハリ感」が強くて接地感やや薄い感触です。 

そして、30km/h程度の低速走行時には反発感がやや気になります。。。
ただ、80-100km/hの高速道路走行時では収束性も良く、継ぎ目通過時でもさほど気になりません。
ただし全体バランスとしてはリヤに対してフロントが優っており、フラットなバウンス方向にはなっていない状況。。。
そして前後ともにダンパーのバンプストロークが十分とは言えず、路面状況によってはバンプタッチ感によるハーシュ強さを感じる場面もあります。。。
ということで総合的には 【 90/100満点 】 といったところでしょうか。

もちろん今回のテスト品も良いところはありました!
ハンドリングと質感を更なる高みに持ち上げる 『NEW SR MC』
バランス向上のために「微低速域の減衰力」「ケース長」 これらを修正して再トライしましょう。 


日付は変わり。。。
C-HR ZYX10 『NEW SR MC』 再テストしました。

初回試作品が 90/100満点といった感じでもう一つツッコんでみたい・・・
と思うような出来栄えでしたので今回は修正した再試作品にて再トライ。

前回結果はフロントの張り感がやや強く、接地感にもう少し粘りが欲しいと思う内容でした。
全体バランスとしてリヤに対して常時フロントが優っていて、フラット感がイメージ通りではなかったです。

ということで条件同じく、今回のテスト車も HYBRID 2WD のグレード「S」

今回の修正品と初回品で再度比較してみます。

減衰力を見直したのと合わせて本体ケース長も-10mm短縮しました。

さっそく装着&フィーリングチェック
まずは初回品とのセットから。。。

前回の課題、、若干のざらつき感と入力の強さを再確認。
ただし収束性は高く、安定感はあるのでこれについては捨てがたいところです。

やはりノーマルが相当煮詰めたセットなので、かなりしっかり目。
ボリュームアップの加減を間違えると途端にガサツになってしまいますね。。。

リヤはしっかりした収束感でありつつ、丸みのある入力感で乗り心地は良好です。イメージ通りになっています!

そのイメージを体に叩き込み、修正品に交換

こちらは小さなギャップもしっかり「いなして」 さらりとした転がり感。 滑らかさがあります!
大きな入力に対しても初回品同様しっかり収束出来ていて問題無し!
コーナリング時の前後ロールバランスも良く、ステア操作量に無駄がありません。
本来持っている追従性の良さを更に引き出せていると思います。

適度に変化感もあり、ハンドリングと上質な乗り心地が絶妙にバランス取れているセットになりました!
【 100/100満点 】 の出来栄えですね。。。

C-HR 『NEW SR MC』 完成です!!
2023年1月発売の予定です。発売まで今しばらくお待ちください。

発売は↓↓↓より随時ご案内致します。
http://www.kybclub.com/release/index.html


SUZUKI スイフトスポーツ ZC33S LOWFER SPORTS/LOWFER SPORTS PLUS/LHS のテスト

基本情報

1)日時
2019年8月26日・12月17日
2)メーカー
SUZUKI
3)車名
スイフトスポーツ
4)型式
ZC33S
5)駆動
2WD
6)グレード
6MT
7)開発ブランド
『LOWFER SPORTS』
『LOWFER SPORTS PLUS』
ローダウンスプリング
『L・H・S』
8)製品種別
・ショックアブソーバ
・スプリング

実車装着 先日『NEW SR MS』のテストの模様をお届けしましたが、同時進行で『LOWFER SPORTS』系のテストも実施しておりました。

今回のテスト品は、『LOWFER SPORTS』
そしてローダウンスプリング『L・H・S』のテスト品を組み合わせてテストです。

『L・H・S』 はバネレートが純正比でフロント120%、リヤ115%
車高は前後ともに-25~30mmダウン狙いです。

まずは最初のセット

フロント -21mm / リヤ -24mm
リヤはほぼ狙い値なのですがフロントが若干高め・・・

↓↓↓こちらがノーマル車高です↓↓↓

前後ともにボリューム感はイメージ通りで、走行フィーリングはまったく問題なし。
全体的なスタビリティがバランス良く向上出来ました。
加速・減速・コーナリングすべての場面で安定しており、バネレートとのマッチングも良く、まとまり感は文句ナシ。
スムーズかつ軽快に走れるイメージ通りのハンドリングバランスになりました。
本来持っているステアレスポンスはさらに良くなって、フロントのグリップ感がとても良く伝わってきます!

ということで、フロントスプリングを下がるモノに交換

フロント -29mm / リヤ -24mm

今度はフロント若干低め・・・俯瞰でのバランスはやや前下がりで見た目のカッコ良さはイマイチ。。。
ではリヤを下がるモノに

フロント -29mm / リヤ -32mm

今度はリヤ下がりのバランス、、、俯瞰での印象はボテッとしたイメージなのでこのセットもNG。。。
どうも帳尻があいません。。。ノーマル形状の歯痒いところです。。。

ということで、とりあえず今回のテストはネタを使い切りました。。。『L・H・S』 は修正して再トライですね。

日付が変わり、
『L・H・S』 は修正したテスト品が出来上がり再トライです。
合わせて、リヤ用減衰力14段調整式 『Lowfer Sports PLUS』
こちらもタイミング良くテスト品が出来てきたのでテストします。

前回はフロントの車高が高かったり、低すぎたりだったので、ちょうど中間の仕様を準備しました。
狙い車高は-25mm付近。ダンパーは前回テストで内容OKだったテスト品との組合せです。

フロント -26mm / リヤ -24mm

イメージ通りのバランスになりました!俯瞰での印象もカッコイイですね!
↓↓↓こちらがノーマル車高↓↓↓

今回は車高設定の修正だけでバネレートは変えてません。なので走りのフィーリングは前回同様問題ナシ!
ダンパーとのマッチングはバッチリ!曲がる・止まるの運動性能はさらに上がっています!
スイフトスポーツの特徴がより一層際立つ内容です。なにより、車高がバチっと決まるとカッコいい!!

フロント: 車高 -26mm  バネレート= 28.6N/mm (ノーマル比120%)
リヤ: 車高 -24mm  バネレート= 29.7N/mm (ノーマル比115%)

続きまして最後は、Lowfer Sports リヤ14段減衰力調整式 『Lowfer Sports PLUS』 です。

まずはLowfer Sportsオリジナルフィーリング相当のポジションを確認

今回はダイヤル( 7 )が収束性と乗り心地のバランスも良く、
ボリューム感も合わせてLowfer Sportsオリジナルのフィーリングに近かったです。

そして参考値として前後バランスが崩れない範囲を確認しておきます。

ダイヤルを順番に調整しながら何度も同じ道を走ってフィーリングチェック。
今回は下が最もソフトのダイヤル( 1 )から、上は( 10 )までの範囲が「Lowfer Sports KIT」クオリティの走行フィーリングでした。

スイフトスポーツ ZC33S 『L・H・S』 『Lowfer Sports KIT』 『Lowfer Sports PLUS』 完成です!
2023年1月発売の予定です。発売まで今しばらくお待ちください。

発売は↓↓↓より随時ご案内致します。
http://www.kybclub.com/release/index.html


SUZUKI スイフトスポーツ ZC33S NEW SR MS のテスト

基本情報

1)日時
2019年8月26日・12月17日
2)メーカー
SUZUKI
3)車名
スイフトスポーツ
4)型式
ZC33S
5)駆動
2WD
6)グレード
6MT
7)開発ブランド
『NEW SR MS』
8)製品種別
ショックアブソーバ

実車装着 2017年9月に登場しました4代目スイフトスポーツ。3ナンバー化、ターボ化となったにもかかわらず、
先代ZC32Sよりも70kg軽量の1t切りとは驚きです。
低回転からターボが効き、トルクフルで速いですね!
ただ、完全に足回りが負けている感じがしてしまうのも事実。。。もう少しスポーツ感があってもいいの
では!?と思っているユーザー様も多いと思います。

スイフトスポーツは 『NEW SR MS』 ということでポイントは "MORE SPORTY"
http://www.kybclub.com/products/street/ms/index.html

スイフトスポーツの本来持っている質感をキープしつつ
さらにハンドリングの良さを引き出すようなセットにしたいと思います。

まずは寸法変更による各部のクリアランスチェックからスタート。

各部クリアランス・取付状態・位置関係、すべて問題ナシでした。

ということでテスト品『NEW SR MS』を装着して走行チェック

走り出し第一印象、フロントの変化感少なくおとなしいフィーリング・・・
収束性や質感はそつなくまとまってはいるのですが、
スイフトスポーツのキャラクター的には面白みに欠ける感じでした。

ボディ剛性が高いクルマなのでさらにボリュームを上げても問題ないでしょう。
フロントに関してはもう少し煮詰めたいですね。。。

リヤは専用バンプラバーの特性も相まってストローク感もあって、
しなやかで収束もしっかりしている丸みのある乗り心地!リアはOKです。
フロントは修正して再トライですね。

日付は変わり、フロントの減衰力特性を修正したテスト品が出来上がりました。

はじめに前回いまひとつだったセットのフィーリング確認を確認しつつ。。。
フロントを減衰力を少し上げ方向にチューニングした修正品に交換

ほど良く変化感が出ました!!
ステアセンター付近の手応え感がとても高く、高速操安性がグッと上がりました!
突上げ感はシットリと丸みがあり、スイフトスポーツに良くマッチしたフィーリング。
リヤとのバランスも問題なし。 イメージ通りに仕上がりました!!

スイフトスポーツ ZC33S 用 『NEW SR MS』は2023年1月発売予定です。

発売まで今しばらくお待ちください。 発売は↓↓↓より随時ご案内致します。
http://www.kybclub.com/release/index.html


DAIHATSU タントカスタムRS LA600S NEW SR MC のテスト

基本情報

1)日時
・2018年12月24日
・2019年4月2日
2)メーカー
DAIHATSU
3)車名
タントカスタム
4)型式
LA600S
5)駆動
2WD
6)グレード
RS
7)開発ブランド
『NEW SR MC』
8)製品種別
ショックアブソーバ

実車装着 タントカスタムRS LA600S 『NEW SR MC』テストしました。

既に新型LA650Sが発売されており、LA600Sは旧型となりますが、この型のタントは根強い人気のモデルです。
既存のアイテムの『NEW SR SPECIAL』は絶賛販売中ではありましたが、
新設計バルブ採用の 『NEW SR MC』 へ切り替えるべく、新規設定のはこびとなりました。

減衰力の見直しと合わせて前後とも本体ケース長を-10mm短縮します。
そしてリヤに関してはシリンダーサイズを1サイズ上げて容量アップを図り、専用のバンプクッションを付属します。
LA600Sの純正バンプクッションは、ゴム製の比較的タッチが固いものなので効果が期待できます♪

さっそく装着&フィーリングチェックします。まずは既存の『NEW SR SPECIAL』の確認から。

中・高速度走行時の操縦安定性は良好ですね!トールワゴンの弱点である腰高感を見事に消しています。

リヤは低速走行時に時折やや強いかな?と感じる場面あるのですが、速度が上がっていくとすっかり落ち着く方向となります。
トータルでハンドリングと乗り心地が上手くバランス取れている内容です!!

では、、更なる上質感を狙って 『NEW SR MC』 に交換

フロントは路面からの入力がとても滑らかになっています。
低速時からしなやかさがありながらも中・高速時の収束もしっかりしていて安定感が高い!

まさにイメージ通りの内容になっています!!

リヤは減衰力のボリューム的に既存品NEW SR SPECIALと同等の感触ですね。 
実績値としてもリバウンド側スロースピード域が予定より高く、やや強めのフィーリング。
乗り心地的には目新しさが無いですね・・・ 
ただ良いところもありまして、入力感自体は丸みがあり、改良品としての特性はしっかり出ています。
でも今回は結果的に前後バランスとしてリヤが目立つ状態。フロントに合わせてリヤの減衰力を見直す必要ありですね!
今回は 【 85 /100満点 】 と言ったところでしょうか。。。
リヤの修正品を用意して再トライで仕上げたいと思います。

っと、この時は辛口評価をしておりましたが。。。

日付が変わって、再テスト実施しました。
Rearダンパーを若干減衰力ボリュームを下げてミドル&ハイスピード領域を寝かせた特性のモノを用意しました。

早速装着してフィーリングチェック。。。んーーーーっ、、、ノーマルとほぼ同様のフィーリングじゃないですか。。。
ウレタンバンプクッションの効果もあって当たりは丸く、乗り心地こそ良いのですが、
ミドル&ハイスピード領域の減衰力が伸圧ともに不足気味で、終始ブル感がつきまとう、、、
全体的には「こもった」感じのフィーリングなんですね。
残念ながら変化感が乏しく、前後バランスも良くない。フロントのしっかり感が生かされない内容でした・・・
軽量車両の難しさです。。。

ということで今一度、前回のセットを再確認。
結果としては再試作品に対して、前後バランス、ハンドリングのスッキリ感、変化感・面白み、
すべての面でマッチングは良い内容でした。。。 
そして本体ケース長短縮とバンプクッション材質変更で、後部座席の質感が大幅向上していることが改めて確認出来ました!!

先にも触れましたが、ノーマルのバンプクッションはゴム製のタッチが固いものなので、
リヤをウレタン製に交換した効果は絶大で、これだけでも相当雰囲気が変わっています。

というわけで若干、右往左往しましたが、タントカスタムRS LA600S用『NEW SR MC』完成です。


現在絶賛発売中です。品番・価格などの詳細はこちらからご確認ください!
↓↓新規品番NEWS↓↓
http://www.kybclub.com/release/news22/news_20221219_27.pdf


TOYOTA GR86 ZN8 Real sports damper spec TR のテスト

基本情報

1)日時
2022年7月27日
2)メーカー
TOYOTA
3)車名
GR86
4)型式
ZN8
5)駆動
2WD
6)グレード
RC
7)開発ブランド
『Real sports damper spec TR』
8)製品種別
ショックアブソーバ

実車装着 GR86 ZN8「Real sports damper spec TR」テストしました。

今回のテスト車グレードは「RC」

GR86用のReal Sports Damperは フロントがC40サイズ 倒立ストラットの全長調整式
リヤがC46サイズ モノチューブの全長調整式ではなくカラーねじタイプ

リヤはもともと全長が短いので全長調整による容量不足を避けるため
あえてこのスタイルを採用しています
減衰力は前後ともに32段調整です

フロントはピロアッパーマウントを採用していますがリヤは様々な競技にマッチさせるため
基本ノーマルアッパー流用としています。

もちろんピロアッパーもオプションで設定あります。

まずはじっくりガレージで準備作業
スプリングレート変更による車高変化のデータ化、フロントキャンバー調整と変化量の確認。

現場でスムーズに作業を進められるよう各必要箇所にマーキングしておきます。

そして走行テストは毎度の袖ヶ浦フォレストレースウェイです

今回のセットアップはここからスタートです!

【 タイヤ 】  YH ADVAN A052 235/40R18
【 ホイール 】 WEDS SA-99R 8.5J インセット +45
【 ブレーキPAD 】プロジェクトμ HC+
【 ダンパー 】  Front: -16クリック Rear: -16クリック
【 スプリング 】 Front: 7k 7inch
         Rear: 8k 8inch + ヘルパー
【 車高(ノーマル比) 】 Front: -29mm Rear: -25mm
【 キャンバー 】 Front: -3.0° Rear:-1.9°
【 Toe 】 Front: out 0゜05' Rear: in 0゜05'
【 最低地上高 】 107mm (フロントメンバーカバー中央部)

≪SET1≫
このセットは株式会社レイルさんのデモカーSUBARU BRZ ZD8で事前にテストしたものです。

冬のサーキットアタックで好タイムを記録しており、GR86でも期待十分の内容なのです

気温は朝イチですがすでに30度。。。では期待十分でコースイン!
走り出し最初のコーナー曲がった瞬間、このセットはイメージ通りで理想的なバランスだと
直感的にわかります。
前後ロールスピード・量のバランス、ニュートラルステア特性で舵角も少なく、
応答性、追従性もバッチリです!
とてもスムーズでアプローチから旋回・加速まで連動性があって、操作がとてもしやすいです

ラップタイムは 【 1.17.00 】

かなり的を得たセットですが、さらなるレベルアップを狙っていろいろやっていきます。。。

≪SET2≫
★フロントのキャンバーを 【-3.0゜】→【-3.5゜】 に変更

フロントの掴み感は上がり、良い感触ですが旋回後半フロント接地感の落ち込みが大きく、
結果的に前後バランスが悪くなる方向。
挙動の連動性も落ちスムーズさが減少、運転しにくい感触。フロントキャンバーは-3.0度が正解ですね

ラップタイムは 【 1.17.42 】

≪SET3≫
★スプリングを 【Front:7k→8k】 【 Rear:8k→9k】前後バランスは崩したくないので同率アップで。。。
★フロントキャンバーを 【-3.5゜】→【-3.0゜】 に戻し

フロント接地性は高く、旋回速度も上がってきたのですがステア操作の繊細さを欠くと途端にアンダーステア傾向
ダンパー調整で良い方向には行くのですが、いまひとつ。

★フロント車高を 【4mm(2ターン)下げ】

だいぶ全体のバランスが良くなりましたが、ちょっとピンポイントなセットですね・・・

ラップタイムは 【 1.17.18 】

もう気温は33度・・・おそらく路面温度は60度くらいですね

≪SET4≫
★スプリングを 【Front:8k→9k】 【 Rear:9→10k】

全体のハリ感は強いながらも、コントロール性と応答性のバランスはSET3より良い感じ。
ただしバネレートがやや高く、タイヤへの負担が大きい。
コンディションの関係も大いにありますが、ここまで路温が高いとタイヤトレッド面がニョロニョロして
ターンイン時のフロント掴みが余計に悪くなります。

ラップタイムは 【 1.17.03 】

≪SET5≫
やはり最初のセットのバランス感が圧倒的に良いので戻してもうちょっと確認してみます。

★スプリング 【Front:9k→7k】 【 Rear:10k→8k】

前後バランス、コントロール性、トラクション、全てのバランス良く、安定感の高い手応え。
これまでで最もタイヤを縦に使いやすいフィーリングです!
頑張らなくてもタイムが出る挙動で文句ナシですね。
午後3時 気温・路温はMAX状態にもかかわらずラップタイムは 【 1.16.87 】 今日イチです。

リヤの安定向上で限界アップを狙い、
★リヤ車高を 【4.5mm(3ターン)下げ】

リヤの安定感は向上するものの、レスポンス悪く前後バランスは崩れて結果的に限界は下がる方向。
減衰力調整で多少レスポンスは上がるも、一方でスライド量が多く、良いところがありませんでした。
この車高バランスはNGでした。

ラップタイムは 【 1.17.62 】

ということでGR86の量産セットはこちらで決定です!

【 ダンパー 】  Front: -16クリック  Rear: -16クリック
【 スプリング 】 Front: 7k 7inch
         Rear: 8k 8inch + ヘルパー
【 車高(ノーマル比) 】 Front: -33mm Rear: -25mm
【 キャンバー 】 Front: -3.0° Rear:-1.9°
【 Toe 】 Front: out 0゜05' Rear: in 0゜05'
【 最低地上高 】 100mm (フロントメンバーカバー中央部)

酷暑のコンディション下でも終始安定した減衰でグリップ力の変化をリニアに伝えてくれるダンパーキット
前後ともに可能な限り容量を確保した効果でしょう。
連続走行でもまったくタレないダンピングは、いろんなシーンで頼りになりますね!
GR86 ZN8 『Real Sports Damper specTR』 完成です!

現在絶賛発売中です。品番・価格などの詳細はこちらからご確認ください!
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http://www.kybclub.com/release/news22/news_20220804_23.pdf


TOYOTA GRヤリス GXPA16 Real sports damper spec TR のテスト

基本情報

1)日時
2021年7月28日~29日
2)メーカー
TOYOTA
3)車名
GRヤリス
4)型式
GXPA16
5)駆動
4WD
6)グレード
RZ
7)開発ブランド
『Real sports damper spec TR』
8)製品種別
ショックアブソーバ

実車装着 GRヤリス GXPA16 Real Sports Damper specTR 2回目のテストしました。
2021年2月のテストより手直ししたダンパーの再テストです。

テスト車は今回もオクヤマさんのデモカーをお借りしました♪
http://www.carbing.co.jp/japan/index.shtml

今回は前後ともに減衰力を見直した2作目で再トライです(^_^)v

フロントはバンプ側の減衰力をアップ方向。そしてダイヤル調整による変化幅を広げました。

リヤはバンプ・リバウンドとも全体的に減衰力アップ。こちらも調整変化幅を広げた仕様です(^^♪

前回の走行テストは2月だったので気温は6℃でした。。。
今回は気温31℃! 路面温度も大幅に異なりますが、しっかり仕上げましょう(^_^)v

前回BESTのセットを基準としてダンパーのみ修正品の状態からスタートします!

【 タイヤ 】  YH ADVAN A052 235/40R18
【 ホイール 】 WEDS SA-35R 8.5J インセット +35
【 PAD 】 プロジェクトμ HC+
【 スプリング 】 Front: 13K-7inch + ヘルパースプリング
        Rear : 14K専用形状 + ヘルパースプリング
【 車高(ノーマル比) 】 Front: -54mm Rear: -51mm
【 キャンバー 】 Front: -3.8° Rear:-2.1°
【 Toe 】 Front: 0 Rear: in 0゜30'
【 最低地上高 】 92mm (フロントメンバー)

≪SET1≫
初回品に対して全体のスタビリティが格段に上がってます!
特にフロントのレスポンス上がったおかげで、ターンインのタイミングが掴みやすくコントロール性が良い!
なにが良いって今回は減衰力調整幅が広いので、明確に特性が変化するのでセッティングの幅が広がります(^^♪

ベストタイムは 【 1.16.790 】

タイム的には気温・路温の差で前回の2秒落ち。。。

≪SET2≫
トラクションの変化を確認する為、フロントキャンバーを少し起こしてみます。
ターンインのタイミング取りにくく、プッシュアンダーステアでボトムスピードは低くなりNG(^^;)

≪SET3≫
キャンバーを戻し、フロントバネレートアップ 13K→14K

フロントの踏ん張り感は高く、ブレーキングからターンイン時の接地感が高い!
フロントの巻き込み感もほど良く、舵角は少ないので自然にアクセルオンも早くなります。
旋回速度は確実に向上してますね(^_^)v

ベストタイムは 【 1.16.412 】

≪SET4≫ リヤバネレートアップ 14K→15K

ブレーキング時の安定感が高くコントロール性がとても良く、全域でコーナリングパワーも上がってます!

ベストタイムは 【 1'16.500 】

≪SET5≫
フロントバネレートアップ 14K→15K

フロントの踏ん張り感は高く、旋回速度も高いのですが、ターンイン、ブレーキングの加減をミスると
途端にライントレースしにくくなります。。。ちょっとピンポイントなフィーリングですね(^^;) 

ベストタイムは 【 1'16.653 】

≪SET6≫
フロントバネレートダウン 15K→13K
試しに前後バランスを大幅変更ww

ターンインはスムーズですが旋回中の安定感はいまひとつ(-_-;)
ステア修正も多く全体的に旋回レベルは低下方向です。

リヤの高い踏ん張りに対してフロントのレベルが低いのでNG

≪SET7≫
フロントバネレートアップ 13K→14K
これまでのベストSET4に戻して再確認です。。。

前後バランス、コントロール性、全てにおいてまとまってます。

気温31℃の真夏日の条件でありながら、このステア応答性とライントレース良さ、
ハードブレーキング時の安定感、文句なしですね(^_^)v

加えて今回もデフはノーマルのオープンデフ。。。LSD入っていたら秒単位で速くなる手応えです!!

ベストタイム今回イチの 【 1'16.410 】

テストメニューは全て完了です。。。

結論としては フロント14K リヤ15K のスプリングセットが総合的に優れた内容でした。

今回の修正品は減衰力の調整幅が広く、いろいろなパターンに対応出来るので
とても引出しの多いダンパーの印象ですね(^_^)v

GRヤリス GXPA16 『Real Sports Damper specTR』 完成です!

SET DOWN のデータは↓↓
【 タイヤ 】 YH ADVAN A052 235/40R18
【 ホイール 】 WEDS SA-35R 8.5J インセット +35
【 PAD 】 プロジェクトμ HC+
【 スプリング 】Front: 14K-7inch + ヘルパースプリング
        Rear: 15K専用形状 + ヘルパースプリング
【 車高(ノーマル比) 】 Front: -45mm Rear: -43mm
【 キャンバー 】 Front: -3.5° Rear:-2.0°
【 Toe 】 Front: 0 Rear: in 0゜40'
【 最低地上高 】 100mm (フロントメンバー)



現在絶賛発売中です。品番・価格などの詳細はこちらからご確認ください!
↓↓新規品番NEWS↓↓
http://www.kybclub.com/release/news21/KYB%20NEWS%202021-17.pdf


HONDA N-WGN Custom JH3 ローダウンスプリング『L・H・S』のテスト

基本情報

1)日時
2020年12月18日
2)メーカー
HONDA
3)車名
N-WGN Custom
4)型式
JH3
5)駆動
2WD
6)グレード
L・ターボ
7)開発ブランド
『L・H・S』
8)製品名
ローダウンスプリング

実車装着 今回は、N-WGN Custom JH3 (2WD)のローダウンスプリング 『L・H・S』 2回目のテストです。



前回テストではフロントの車高ダウン量が足りず。修正品が準備出来たので再テストです。



リヤの車高は前回のテストで仕様決定したスプリングを、フロントは車高違いの3種類を用意しました。
ではさっそく装着してみます。



リヤ -24mmダウンのスプリングが数値的にも俯瞰のイメージも良好でした(^^)



ショックアブソーバとバネレートの相性は良く、丸みのある上質な乗り心地でありながらステア応答も良く軽快感もバッチリ!
グッと引き締まったしっかり感としなやかさも兼ね備えたとてもバランスの良いフィーリングです^^

↓↓決定したスプリングの仕様です↓↓
≪フロント≫  車高: -27mm  バネレート: 21.9N/mm(ノーマル比115%)
≪リヤ≫    車高: -24mm  バネレート: 19.6N/mm(ノーマル比115%)



イメージ通りの 『Lowfer Sports KIT』 が完成しました。
発売中となりますので品番・価格などの詳細はこちらからご確認ください!
↓↓KYB新規品番NEWS↓↓
http://www.kybclub.com/release/news21/KYB%20NEWS%202021-16.pdf


HONDA N-WGN Custom JH3 『NEW SR MC』『Lowfer Sports PLUS』『L・H・S』のテスト

基本情報

1)日時
2020年8月11日
2)メーカー
HONDA
3)車名
N-WGN Custom
4)型式
JH3
5)駆動
2WD
6)グレード
L・ターボ
7)開発ブランド
『NEW SR MC』
『Lowfer Sports PLUS』
『L・H・S』
8)製品名
ショックアブソーバ・
ローダウンスプリング

実車装着 今回は、N-WGN Custom JH3 (2WD)のテストです。


確認事項は、こちらの3つになります。
①『NEW SR MC』フロントショックアブソーバの『N-BOX JF3』用との共用確認
②ローダウンスプリング 『L・H・S』 の装着確認
③減衰力14段調整式 『Lowfer Sports PLUS』 の装着確認



まずは 『NEW SR MC』 の確認です。
前回OK確認済の専用品からフィーリング確認をします。


高速操安性、ステア応答性、収束性も良く、常時フラット感もあって乗り心地問題なしです^^
15inchタイヤとのマッチングもイイ感じで前後バランス良く100点満点の出映えです(^^♪

続いてフロントをN-BOX JF3用で確認します。



STDモデルで気になった質感の低下は感じませんね。。。
タイヤとのマッチング良さが関係しているようです(^^♪
入力感は若干強めと違いはあるものの、走りの印象自体は軽快感が増していてシャキッとした雰囲気です。
明らかに体感出来るステアレスポンスの良さはプラスで、Customも共用設定としました。

続いてローダウンスプリング 『L・H・S』 のテストです。
前後ともに狙い車高は -25~30mm
バネレートはノーマル比で、フロント/リヤともに115%設定です。

まずは、狙い車高のスプリングをセットします。



リヤ車高は問題なしですがフロント車高のダウン量が不足気味でした・・・

↓フロント -6mm / リヤ -25mm 装着写真



なので、フロントの車高がもう少し下がるモノに交換してみましたが、
下記の写真の通り、フロントのダウン量がまだ足りない感じ。。



ということで、『L・H・S』のフロントについては車高修正品にて再テストを行うことにしましたが、
走りの内容的にはショックアブソーバとバネレートの相性は良好
グッと引き締まった手応え感と、しなやかさも兼ね備えていて、イメージ通りのフィーリングを確認できました(^^)



『Lowfer Sports』のオリジナルフィーリング相当であるダイヤル「8」
前後バランスが崩れない範囲でのソフト下限がダイヤル「2」
ハード上限がダイヤル「12」


調整ダイヤルは↑↑↑このような方法で調整出来ます!!
装着フィーリングも前後の挙動バランス、収束性、乗り心地すべてにおいて問題ナシでした^^

これで、N-WGN Custom JH3 (2WD-FF)ショックアブソーバの実車テストは完了しました。
スプリングは車高を微修正したもので改めて再テストをしています。
2回目の実車テストブログは「こちら」をご覧ください^^


基本情報

1)日時
2022年9月27-29日
・11月15-17日
2)メーカー
TOYOTA
3)車名
GRヤリス
4)型式
MXPA12
5)駆動
2WD
6)グレード
RS
7)開発ブランド
『Real sports damper spec TR』
8)製品種別
ショックアブソーバ

実車装着 TOYOTA GRヤリス MXPA12 『Real Sports Damper specTR』 テストしました。


今回は2WD(FF)の「RS」

毎度お世話になっている 『GR Garage Netz群馬 G'SPiCE』 さんのデモカーをお借りしました!
http://www.netzgspice.com

RSは並行してノーマル形状サスペンションキット 『 Extage (エクステージ) 』 も進めていますが、
Real Sports Damperのご要望も増えてきたということでこちらも着手。

全域にわたってスピードレンジ・負荷が異なるAWDのGRヤリス GXPA16 はサーキットを全開!
攻められる感じで仕上げましたが。。。RSの場合は「ワインディングで気持ち良く」といったニュアンスで、
1.5L CVTでもスッキリ・スムーズに速く走れるキットに仕上げたいと思います。

通常Real Sports Damperは乗り心地面をあまり気にしないのですが、今回は通常の乗り味も少し考慮していきたいですね!

今回のテスト品


フロントが倒立ストラット
リヤがモノチューブ
ともに減衰力32段調整です。


AWD同様、前後ともにピロアッパーマウントにしています。
(注:RearピロアッパーマウントKITはオプション)


スプリングはフロントが7inchの直巻き、リヤは樽型の専用スプリングを使用します。

◆◆◆ 走行テスト Day 1 ◆◆◆

走行テストは袖ヶ浦フォレストレースウェイです


今回のスタートセット

【 タイヤ 】 YH ADVAN A052 235/40R18
【 ホイール 】 WEDS SA-35R 8.5J インセット +35
【 PAD 】 プロジェクトμ HC+
【 スプリング 】 Front: 8K-7inch + ヘルパー
        Rear: 6K専用形状 + ヘルパー
【 車高(ノーマル比) 】 Front: -37mm Rear: -30mm
【 キャンバー 】 Front: -2.5° Rear:-1.6°
【 Toe 】 Front: 0 Rear: 0
【 最低地上高 】 127mm (フロントメンバー)


≪SET1≫
足回りはじめシャシー全体のスタビリティレベルが高いので、非力なRSでは基本なにも起こらない。。。
現状ではアンダーステア・オーバーステアは無く、単純にオンザレール。
前後バランス的にはリヤレート上げか?

タイムは 【 1.26.26 】

≪SET2≫
リヤのバネレートを上げてみます。

【 スプリング 】 Rear:6K→7K


弱オーバーステアでステア量は減りコーナリングしやすい。
フロント軸がしっかりしており、スポーティFFらしい挙動になってきました。

フロント減衰力を少し上げてみるとブレーキングが安定し、さらに奥まで攻めてもターンインしやすい。

コントロール性が良くステア操作に対して、クルマ全体でしっかり反応する方向になってきました!

もう1段リヤレート上げでもよいか?

タイムは 【 1.24.87 】

≪SET3≫
さらにリヤのバネレートを上げてみます。

【 スプリング 】 Rear:7K→8K

ターン5のような長く回り込むコーナーは安定するのですが、ヘヤピンなどのタイトコーナーではリヤの張りが強く
ターンインのリズムが取りにくいですね。。。
減衰力調整で多少変わるものの運転のしやすさ・自然なフィールはSET2の方が良いかな・・・

ベストタイムは 【 1.24.14 】


≪SET4≫
全体的な「動き」を多めに出してみるべく、前後のバネレートを下げてみます。

【 スプリング 】 Front:8K→6K Rear:8K→6K

乗りやすさは大幅に良くなりましたが、前後バランス的にフロントの踏ん張りが不足のため、
コーナリング中の修正蛇が多いですね。。。

タイムは 【 1.24.52 】 

前後の適正バランスが見えてきたところで1日目は終了

◆◆◆ 走行テスト Day 2 ◆◆◆

≪SET5≫
フロントのバネレートを上げてみます。

【 スプリング 】 Front:6K→7K


コーナリング中の荷重コントロールもしやすく乗りやすい。フロントの接地感も高く追従性も良いですね!
前後バランス的には今回ベストです!

このセットでもフロント減衰力を少し上げると、ブレーキングが安定してターンインがしやすい。。。

ベストタイムは 【 1.23.60 】
今回テストでのベストタイム
(Day1気温26℃ Day2気温21℃ も影響大)

≪SET6≫
リヤのスプリングレートを上げてみます。

【 スプリング 】 Rear:6K→7K

SET5に比べてターンインからコーナリング中の踏ん張りは高いものの、リヤのスライドが早く、やや慌ただしい挙動・・・

タイムは 【 1.23.81 】

≪SET7≫
良かったSET5のバランスを参考に前後のバネレートを下げてみます。

【 スプリング 】 Front:7K→6K Rear:7K→5K


これまでのセットに比べるとロール量は大きめだが、エンジンパワーとのマッチングは良い感じです。
ステア応答性とリヤの追従性も高く、全体的な挙動もスムーズでコントロール性も良好!
丸みのある入力感もイイ感じです。RSで仕上げたいイメージに近くなりました。

タイムは 【 1.23.70 】


今回やれるテストメニューはここで終了
スプリングのバランス・車高・アライメントはOK
今回ダンパー減衰力が前後とも全体的に高く、挙動が出ずらかった印象でした。
もう少し荷重移動をしやすくしたいところです。。。


ダンパーをつくり直して再トライです!
2回目テストをやって最適セットを決めたいと思います!

※※※ダンパーチューニングを弊社工場で実施し、2回目のテストとなります※※※

Real Sports Damper specTR 2回目のテストしました。
今回は前後ともに減衰力修正品にて再トライです。


フロントはバンプ・リバウンドともにダウン方向、そしてダイヤル調整による変化幅の拡大。
リヤはリバウンド側は変えず、バンプ側のみダウン方向で特性を変えました!

前回のテストより気温は低く15℃。。。
コンディションは明らかに良いのですが、タイヤが摩耗しているのでプラマイゼロですね。。。


まずは前回BESTのセットを基準として、ダンパーのみ修正品の状態からスタートします。

【 タイヤ 】 YH ADVAN A052 235/40R18
【 ホイール 】 WEDS SA-35R 8.5J インセット +35
【 PAD 】 プロジェクトμ HC+
【 スプリング 】 Front: 7K-7inch + ヘルパー
        Rear: 6K専用形状 + ヘルパー
【 車高(ノーマル比) 】 Front: -37mm Rear: -31mm
【 キャンバー 】 Front: -2.5° Rear:-1.6°
【 Toe 】 Front: 0 Rear: in 0゜10'
【 最低地上高 】 125mm (フロントメンバー)

◆◆◆ Day1 ◆◆◆
≪SET1≫
走り出し一発目はオーバーステアで、旋回レベルが低いので減衰でいろいろ調整。。。


そこそこバランス良くなるもフロントの接地感がいまひとつ。
スプリングの前後バランス変更ですね。。。

タイムは 【 1.24.82 】

≪SET2≫
ステア初期の路面つかみ良さを向上させたいので、フロントのバネレートを下げてみます。

【 スプリング 】 Front:7K→6K


前後バランス良くターンインから立ち上がりまでの一連の挙動がスムーズになりました!
旋回レベルが上がったおかげでリヤの踏ん張り不足がやや不満。。。

タイムは 【 1.23.26 】
すでに前回テスト時のベストタイムよりも速い!運転していて明らかに速さを実感出来ています。

≪SET3≫
リヤの車高を 6mm 下げてみます。


リヤの踏ん張り感は高く、ブレーキングからターンイン時の安定感が高い!
これまでより突っ込んでいけるし旋回速度も確実に向上してますね!!

タイムは 【 1.23.21 】

≪SET4≫
一般道の乗り心地を考慮したセットを確認
【 スプリング 】 Rear:6K→5K

最初はリヤがだるくなり、旋回レベル下がったものの、減衰調整でバランス取れてきました。

ベストタイムは 【 1'23.09 】
良いですね。。。

ただちょっと行き過ぎるとすぐオーバーステアが顔を出します。。。
攻められるバランスではあるのですが、SET3のようなスムーズな運転し易さが無いのが残念。。。

せっかくなんで一般道の乗り心地も確認

前後とも減衰力はフルソフト
かなり入力感丸みが出て普通に乗れる!イメージ的にはExtageのプラスαレベルです!

◆◆◆ Day2 ◆◆◆
≪SET5≫
サーキットでは良くても一般道ではどうかな?と思われるセットも確認。
【 スプリング 】 Front:6K→7K Rear:5K→7K


予想通りスタビリティ面では今回一番!

タイムは 【 1'22.99 】
22秒台に突入してきました!!
ただ若干ではあるのですが、高速コーナーではオーバーステア、
低速コーナーではアンダーステア傾向でハンドリングバランスにムラがあります。

≪SET6≫
トータルバランスが一番良かったSET3を再確認
【 スプリング 】 Front:7K→6K Rear:7K→6K

前後バランス・ステアフィール・コントロール性、全てにおいてベストバランスです!!

タイムは 【 1'23.01 】申し分なし。


一般道・高速道路の乗り心地も入力感は丸みも残っており嫌みな硬さは無し!
総合的にこのセットで決まりですね。イメージ通りの「大人セット」です。

GRヤリス「RS」 MXPA12
『Real Sports Damper specTR』 完成です!


GRヤリス MXPA12 『Real Sports Damper specTR』

2023年3月末~4月上旬の発売予定です。発売まで今しばらくお待ちください。

発売は↓↓↓より随時ご案内致します。
http://www.kybclub.com/release/index.html

基本情報

1)日時
2020年6月15日
2)メーカー
TOYOTA
3)車名
ヤリス
4)型式
KSP210
5)駆動
2WD
6)グレード
X
7)開発ブランド
『NEW SR MC』
8)製品種別
ショックアブソーバ

実車装着 ヤリス KSP210 テストしました。


2020年 2月発売の4代目ヴィッツは、今回のモデルチェンジでグローバル名の「ヤリス」になって登場。
プラットフォームやパワートレイン、内外装デザインなどすべてが刷新されています。
キャラクター的にもこれまでよりスポーティー路線ですね。
新規開発GA-Bプラットフォームの軽量かつ高剛性、低重心化による効果が大きく、
第一印象はキビキビ走るフットワークの良いフィーリングです。

今回のテスト車は最もシンプルな1.0L-2WD グレード「X」

まずはオリジナルのデータ取りからスタートです。
フロント、リヤとも長めのバンプクッションが採用されています。
ウレタン製のソフトな物なので積極的にタッチさせて、たわみ特性を上手く使うストローク関係になっています。
近年のコンパクトカーはフロントマクファーソンストラットの上部取付は軽量化のため1点取付が主流です。
ヤリスも1点取付なのですが他車とは違い、アッパースプリングシートにしっかり角度がついています!!


ジオメトリーの最適化に抜かりナシ。。。 さすがです。。。

バックランプが標準装備なので、しっかり高さの測定も実施しております。


それでは試作品の装着確認です。
テストアイテムは『NEW SR MC』
http://www.kybclub.com/products/street/mc/index.html


フロントはガソリン・HYBRIDの2WDモデル共用、リヤはガソリン2WD専用です。


では走行チェックへ。。。
低速から高速走行時まで全域で操安性がグッと上がりました!
ステアリングのリニアリティは高く、速度域が上がってもしっかりした手応え感は持続しています!
ロングホイールベース・ショートオーバーハングのディメンションも、安定感向上に大きく関係しているのでしょう。
高速旋回時も適度なロールスピードとロール剛性で、とても安定感が高いです!
乗り心地も上質感がありとてもバランス良くまとまっています!

ヤリス 2WDモデル 『NEW SR MC』完成です!!


2023年3月発売の予定です。発売まで今しばらくお待ちください。

発売は↓↓↓より随時ご案内致します。
http://www.kybclub.com/release/index.html

基本情報

1)日時
2018年10月17日・12月17日
2)メーカー
TOYOTA
3)車名
C-HR
4)型式
ZYX10
5)駆動
2WD
6)グレード
S
7)開発ブランド
『NEW SR MC』
8)製品種別
ショックアブソーバ

実車装着 C-HR ZYX10 テストしました。

今回はHYBRID 2WD のグレード「S」
タイヤサイズ 215/60R17 モデルでの初回検証です。

純正ダンパーはSACHS製が採用されており、プリウスよりもスポーティーで、キビキビ感の高いハンドリングバランスになっていますね。
プリウスに次ぐTNGA第2弾はニュルを走り込んで作り上げただけあって
SUVとは思えないほどのステア応答性と操安性の高さが特徴的なフィーリングです。
しなやかで全ての挙動がジンワリと粘りのあるフィーリング、高い速度からのブレーキング&ターンイン時でもふらつきは無く、
フラット感を保ったまま安定しています。
いっぽう素早いステア操作に対する応答は良く、リヤの動きも同調されていてライントレース性がとても良い!
ダンパーセッティングも繊細な部分を詰めて仕上がっていると感じましたね。
プリウスに対して運転席のヒップポイントは55mm高いのですが、まったく気にならないどころか体感的には同等に感じる程の感覚。
それほどシャシーバランスが良くドライバビリティが高いと言える内容なのでしょう。
これはかなりの強敵です!!
『NEW SR MC』 の設定についてはこの「まとまり感」「粘り感」をスポイルせずスポーティーさを引き出せるよう頑張ってみたいと思います。

ということでノーマルダンパーのフィーリングを確認した後は、寸法・ストロークのデータ取りからスタートです。

このクルマ、見た目に反して・・・ というかキビキビとした走りに拘っているためか、
ホイールストロークの内容も他車とは一線を画すといった感じです。
フロントはリバウンドストロークは普通ですがフルバンプストロークは一般的な乗用車よりも少なめ。
いっぽうリヤはSUVらしからぬ、リバウンドストローク少なめ、バンプストローク普通。かなり珍しいパターンです。。。

試作品は新作の 『NEW SR MC』

さっそく装着&フィーリングチェック

フロントはガス反発力もしくは微低速域の減衰力が影響しているのか、、
いわゆる「ハリ感」が強くて接地感やや薄い感触です。 

そして、30km/h程度の低速走行時には反発感がやや気になります。。。
ただ、80-100km/hの高速道路走行時では収束性も良く、継ぎ目通過時でもさほど気になりません。
ただし全体バランスとしてはリヤに対してフロントが優っており、フラットなバウンス方向にはなっていない状況。。。
そして前後ともにダンパーのバンプストロークが十分とは言えず、路面状況によってはバンプタッチ感によるハーシュ強さを感じる場面もあります。。。
ということで総合的には 【 90/100満点 】 といったところでしょうか。

もちろん今回のテスト品も良いところはありました!
ハンドリングと質感を更なる高みに持ち上げる 『NEW SR MC』
バランス向上のために「微低速域の減衰力」「ケース長」 これらを修正して再トライしましょう。 


日付は変わり。。。
C-HR ZYX10 『NEW SR MC』 再テストしました。

初回試作品が 90/100満点といった感じでもう一つツッコんでみたい・・・
と思うような出来栄えでしたので今回は修正した再試作品にて再トライ。

前回結果はフロントの張り感がやや強く、接地感にもう少し粘りが欲しいと思う内容でした。
全体バランスとしてリヤに対して常時フロントが優っていて、フラット感がイメージ通りではなかったです。

ということで条件同じく、今回のテスト車も HYBRID 2WD のグレード「S」

今回の修正品と初回品で再度比較してみます。

減衰力を見直したのと合わせて本体ケース長も-10mm短縮しました。

さっそく装着&フィーリングチェック
まずは初回品とのセットから。。。

前回の課題、、若干のざらつき感と入力の強さを再確認。
ただし収束性は高く、安定感はあるのでこれについては捨てがたいところです。

やはりノーマルが相当煮詰めたセットなので、かなりしっかり目。
ボリュームアップの加減を間違えると途端にガサツになってしまいますね。。。

リヤはしっかりした収束感でありつつ、丸みのある入力感で乗り心地は良好です。イメージ通りになっています!

そのイメージを体に叩き込み、修正品に交換

こちらは小さなギャップもしっかり「いなして」 さらりとした転がり感。 滑らかさがあります!
大きな入力に対しても初回品同様しっかり収束出来ていて問題無し!
コーナリング時の前後ロールバランスも良く、ステア操作量に無駄がありません。
本来持っている追従性の良さを更に引き出せていると思います。

適度に変化感もあり、ハンドリングと上質な乗り心地が絶妙にバランス取れているセットになりました!
【 100/100満点 】 の出来栄えですね。。。

C-HR 『NEW SR MC』 完成です!!
2023年1月発売の予定です。発売まで今しばらくお待ちください。

発売は↓↓↓より随時ご案内致します。
http://www.kybclub.com/release/index.html

基本情報

1)日時
2022年7月27日
2)メーカー
TOYOTA
3)車名
GR86
4)型式
ZN8
5)駆動
2WD
6)グレード
RC
7)開発ブランド
『Real sports damper spec TR』
8)製品種別
ショックアブソーバ

実車装着 GR86 ZN8「Real sports damper spec TR」テストしました。

今回のテスト車グレードは「RC」

GR86用のReal Sports Damperは フロントがC40サイズ 倒立ストラットの全長調整式
リヤがC46サイズ モノチューブの全長調整式ではなくカラーねじタイプ

リヤはもともと全長が短いので全長調整による容量不足を避けるため
あえてこのスタイルを採用しています
減衰力は前後ともに32段調整です

フロントはピロアッパーマウントを採用していますがリヤは様々な競技にマッチさせるため
基本ノーマルアッパー流用としています。

もちろんピロアッパーもオプションで設定あります。

まずはじっくりガレージで準備作業
スプリングレート変更による車高変化のデータ化、フロントキャンバー調整と変化量の確認。

現場でスムーズに作業を進められるよう各必要箇所にマーキングしておきます。

そして走行テストは毎度の袖ヶ浦フォレストレースウェイです

今回のセットアップはここからスタートです!

【 タイヤ 】  YH ADVAN A052 235/40R18
【 ホイール 】 WEDS SA-99R 8.5J インセット +45
【 ブレーキPAD 】プロジェクトμ HC+
【 ダンパー 】  Front: -16クリック Rear: -16クリック
【 スプリング 】 Front: 7k 7inch
         Rear: 8k 8inch + ヘルパー
【 車高(ノーマル比) 】 Front: -29mm Rear: -25mm
【 キャンバー 】 Front: -3.0° Rear:-1.9°
【 Toe 】 Front: out 0゜05' Rear: in 0゜05'
【 最低地上高 】 107mm (フロントメンバーカバー中央部)

≪SET1≫
このセットは株式会社レイルさんのデモカーSUBARU BRZ ZD8で事前にテストしたものです。

冬のサーキットアタックで好タイムを記録しており、GR86でも期待十分の内容なのです

気温は朝イチですがすでに30度。。。では期待十分でコースイン!
走り出し最初のコーナー曲がった瞬間、このセットはイメージ通りで理想的なバランスだと
直感的にわかります。
前後ロールスピード・量のバランス、ニュートラルステア特性で舵角も少なく、
応答性、追従性もバッチリです!
とてもスムーズでアプローチから旋回・加速まで連動性があって、操作がとてもしやすいです

ラップタイムは 【 1.17.00 】

かなり的を得たセットですが、さらなるレベルアップを狙っていろいろやっていきます。。。

≪SET2≫
★フロントのキャンバーを 【-3.0゜】→【-3.5゜】 に変更

フロントの掴み感は上がり、良い感触ですが旋回後半フロント接地感の落ち込みが大きく、
結果的に前後バランスが悪くなる方向。
挙動の連動性も落ちスムーズさが減少、運転しにくい感触。フロントキャンバーは-3.0度が正解ですね

ラップタイムは 【 1.17.42 】

≪SET3≫
★スプリングを 【Front:7k→8k】 【 Rear:8k→9k】前後バランスは崩したくないので同率アップで。。。
★フロントキャンバーを 【-3.5゜】→【-3.0゜】 に戻し

フロント接地性は高く、旋回速度も上がってきたのですがステア操作の繊細さを欠くと途端にアンダーステア傾向
ダンパー調整で良い方向には行くのですが、いまひとつ。

★フロント車高を 【4mm(2ターン)下げ】

だいぶ全体のバランスが良くなりましたが、ちょっとピンポイントなセットですね・・・

ラップタイムは 【 1.17.18 】

もう気温は33度・・・おそらく路面温度は60度くらいですね

≪SET4≫
★スプリングを 【Front:8k→9k】 【 Rear:9→10k】

全体のハリ感は強いながらも、コントロール性と応答性のバランスはSET3より良い感じ。
ただしバネレートがやや高く、タイヤへの負担が大きい。
コンディションの関係も大いにありますが、ここまで路温が高いとタイヤトレッド面がニョロニョロして
ターンイン時のフロント掴みが余計に悪くなります。

ラップタイムは 【 1.17.03 】

≪SET5≫
やはり最初のセットのバランス感が圧倒的に良いので戻してもうちょっと確認してみます。

★スプリング 【Front:9k→7k】 【 Rear:10k→8k】

前後バランス、コントロール性、トラクション、全てのバランス良く、安定感の高い手応え。
これまでで最もタイヤを縦に使いやすいフィーリングです!
頑張らなくてもタイムが出る挙動で文句ナシですね。
午後3時 気温・路温はMAX状態にもかかわらずラップタイムは 【 1.16.87 】 今日イチです。

リヤの安定向上で限界アップを狙い、
★リヤ車高を 【4.5mm(3ターン)下げ】

リヤの安定感は向上するものの、レスポンス悪く前後バランスは崩れて結果的に限界は下がる方向。
減衰力調整で多少レスポンスは上がるも、一方でスライド量が多く、良いところがありませんでした。
この車高バランスはNGでした。

ラップタイムは 【 1.17.62 】

ということでGR86の量産セットはこちらで決定です!

【 ダンパー 】  Front: -16クリック  Rear: -16クリック
【 スプリング 】 Front: 7k 7inch
         Rear: 8k 8inch + ヘルパー
【 車高(ノーマル比) 】 Front: -33mm Rear: -25mm
【 キャンバー 】 Front: -3.0° Rear:-1.9°
【 Toe 】 Front: out 0゜05' Rear: in 0゜05'
【 最低地上高 】 100mm (フロントメンバーカバー中央部)

酷暑のコンディション下でも終始安定した減衰でグリップ力の変化をリニアに伝えてくれるダンパーキット
前後ともに可能な限り容量を確保した効果でしょう。
連続走行でもまったくタレないダンピングは、いろんなシーンで頼りになりますね!
GR86 ZN8 『Real Sports Damper specTR』 完成です!

現在絶賛発売中です。品番・価格などの詳細はこちらからご確認ください!
↓↓新規品番NEWS↓↓
http://www.kybclub.com/release/news22/news_20220804_23.pdf

基本情報

1)日時
2021年7月28日~29日
2)メーカー
TOYOTA
3)車名
GRヤリス
4)型式
GXPA16
5)駆動
4WD
6)グレード
RZ
7)開発ブランド
『Real sports damper spec TR』
8)製品種別
ショックアブソーバ

実車装着 GRヤリス GXPA16 Real Sports Damper specTR 2回目のテストしました。
2021年2月のテストより手直ししたダンパーの再テストです。

テスト車は今回もオクヤマさんのデモカーをお借りしました♪
http://www.carbing.co.jp/japan/index.shtml

今回は前後ともに減衰力を見直した2作目で再トライです(^_^)v

フロントはバンプ側の減衰力をアップ方向。そしてダイヤル調整による変化幅を広げました。

リヤはバンプ・リバウンドとも全体的に減衰力アップ。こちらも調整変化幅を広げた仕様です(^^♪

前回の走行テストは2月だったので気温は6℃でした。。。
今回は気温31℃! 路面温度も大幅に異なりますが、しっかり仕上げましょう(^_^)v

前回BESTのセットを基準としてダンパーのみ修正品の状態からスタートします!

【 タイヤ 】  YH ADVAN A052 235/40R18
【 ホイール 】 WEDS SA-35R 8.5J インセット +35
【 PAD 】 プロジェクトμ HC+
【 スプリング 】 Front: 13K-7inch + ヘルパースプリング
        Rear : 14K専用形状 + ヘルパースプリング
【 車高(ノーマル比) 】 Front: -54mm Rear: -51mm
【 キャンバー 】 Front: -3.8° Rear:-2.1°
【 Toe 】 Front: 0 Rear: in 0゜30'
【 最低地上高 】 92mm (フロントメンバー)

≪SET1≫
初回品に対して全体のスタビリティが格段に上がってます!
特にフロントのレスポンス上がったおかげで、ターンインのタイミングが掴みやすくコントロール性が良い!
なにが良いって今回は減衰力調整幅が広いので、明確に特性が変化するのでセッティングの幅が広がります(^^♪

ベストタイムは 【 1.16.790 】

タイム的には気温・路温の差で前回の2秒落ち。。。

≪SET2≫
トラクションの変化を確認する為、フロントキャンバーを少し起こしてみます。
ターンインのタイミング取りにくく、プッシュアンダーステアでボトムスピードは低くなりNG(^^;)

≪SET3≫
キャンバーを戻し、フロントバネレートアップ 13K→14K

フロントの踏ん張り感は高く、ブレーキングからターンイン時の接地感が高い!
フロントの巻き込み感もほど良く、舵角は少ないので自然にアクセルオンも早くなります。
旋回速度は確実に向上してますね(^_^)v

ベストタイムは 【 1.16.412 】

≪SET4≫ リヤバネレートアップ 14K→15K

ブレーキング時の安定感が高くコントロール性がとても良く、全域でコーナリングパワーも上がってます!

ベストタイムは 【 1'16.500 】

≪SET5≫
フロントバネレートアップ 14K→15K

フロントの踏ん張り感は高く、旋回速度も高いのですが、ターンイン、ブレーキングの加減をミスると
途端にライントレースしにくくなります。。。ちょっとピンポイントなフィーリングですね(^^;) 

ベストタイムは 【 1'16.653 】

≪SET6≫
フロントバネレートダウン 15K→13K
試しに前後バランスを大幅変更ww

ターンインはスムーズですが旋回中の安定感はいまひとつ(-_-;)
ステア修正も多く全体的に旋回レベルは低下方向です。

リヤの高い踏ん張りに対してフロントのレベルが低いのでNG

≪SET7≫
フロントバネレートアップ 13K→14K
これまでのベストSET4に戻して再確認です。。。

前後バランス、コントロール性、全てにおいてまとまってます。

気温31℃の真夏日の条件でありながら、このステア応答性とライントレース良さ、
ハードブレーキング時の安定感、文句なしですね(^_^)v

加えて今回もデフはノーマルのオープンデフ。。。LSD入っていたら秒単位で速くなる手応えです!!

ベストタイム今回イチの 【 1'16.410 】

テストメニューは全て完了です。。。

結論としては フロント14K リヤ15K のスプリングセットが総合的に優れた内容でした。

今回の修正品は減衰力の調整幅が広く、いろいろなパターンに対応出来るので
とても引出しの多いダンパーの印象ですね(^_^)v

GRヤリス GXPA16 『Real Sports Damper specTR』 完成です!

SET DOWN のデータは↓↓
【 タイヤ 】 YH ADVAN A052 235/40R18
【 ホイール 】 WEDS SA-35R 8.5J インセット +35
【 PAD 】 プロジェクトμ HC+
【 スプリング 】Front: 14K-7inch + ヘルパースプリング
        Rear: 15K専用形状 + ヘルパースプリング
【 車高(ノーマル比) 】 Front: -45mm Rear: -43mm
【 キャンバー 】 Front: -3.5° Rear:-2.0°
【 Toe 】 Front: 0 Rear: in 0゜40'
【 最低地上高 】 100mm (フロントメンバー)



現在絶賛発売中です。品番・価格などの詳細はこちらからご確認ください!
↓↓新規品番NEWS↓↓
http://www.kybclub.com/release/news21/KYB%20NEWS%202021-17.pdf


基本情報

1)日時
2021年5月14日
2)メーカー
NISSAN
3)車名
ルークス
4)型式
B44A
5)駆動
2WD
6)グレード
S
7)開発ブランド
『NEW SR MC』
8)製品種別
ショックアブソーバ

実車装着


2020年3月に発売された新型軽自動車「ルークス」。走りの第一印象としては、比較的穏やかなファミリー向けの乗り味ですね。
昨今の軽トール2BOXはステア応答も良く、しっかり感が前面に出ているタイプが多いので、どこか懐かしい印象を受けました。
軽トール2BOXの弱点で共通ですが、高速度域になると、どうしてもヨレ感が気になる場面も出てきてしまいます。
このあたりはダンパー交換でフィーリング向上が期待できるのですが、通常速度域での乗り心地を損なわないよう
気を付けなければいけません。

今回のテスト車は 2WD グレード「S」スタンダードなモデルです。
テストアイテムは『NEW SR MC』
http://www.kybclub.com/products/street/mc/index.html


前後ともに全グレード共用の2WD専用品です。
フロントはデイズ B45W用が近いスペックなので合わせて確認してみます。
まずは専用品の 『NEW SR MC』 セットからスタート。




前後バランスが良く、加速・減速時の挙動がかなり抑えられました!
旋回時のロールスピードも上手く制御出来ているので、フラット感が出て良いフィーリングです。
もちろん乗り心地も問題なし!
高速時の安定感もグッと上がりながらも、しなやかな入力感で落ち着いたフィーリングにまとまっています。
変化感もあり、イメージ通りの乗り味で100点満点です!

それではフロントをデイズ用に交換
専用品に比べると少しではありますが、バンプ側減衰力が高めの仕様です。


最初のセットより、路面からの入力はやや強め。。。とも思えるのですが、より軽快なフィーリングになったのはプラス要素!
前後バランスも良く、乗り心地も問題ないのですが、専用品に比べるとちょっと劣ります。。。
っというわけで、前後ともルークス専用品で、『NEW SR MC』完成です。


2023年2月発売の予定です。発売まで今しばらくお待ちください。

発売は↓↓↓より随時ご案内致します。
http://www.kybclub.com/release/index.html

基本情報

1)日時
2019年8月12日
2)メーカー
NISSAN
3)車名
デイズ
4)型式
B44W
5)駆動
2WD
6)グレード
ハイウェイスターX
7)開発ブランド
『NEW SR MC』
8)製品種別
ショックアブソーバ

実車装着 デイズ B44W テストしました。


6年ぶりに新型となった2代目デイズ。
プラットフォーム刷新や全てを見直されただけあって、乗り味的には質感の良さが印象的です。

ただ、走り出し第一印象は入力感のしっかりした感触ではあったのですが、
高速になると全体的に初期ストロークスピードが若干速く、ヨレ感が気になる場面もありました。
乗り心地面を重要視している感じでしょうか。
そのあたりを重視してダンパー交換で改善出来ればと思います。

今回のテスト車は 2WD(FF) グレード 「ハイウェイスターX」“スマートシンプルハイブリッド”モデルです。

今回のテストアイテムは『NEW SR MC』
http://www.kybclub.com/products/street/mc/index.html


全モデル共用の2WD(FF)専用品です。


交換後の第一印象は。。。ほど良いボリュームアップ感です!!
走り出しは穏やかに感じるのですが、フロントの追従性は良く、
高速操安性も向上していてギャップ通過時のいなしも良好です。
イメージ通りのフィーリングとなりました。


高速操安がやや不足気味のノーマルフィーリングに対してしっかり感は向上しながらも、
後部座席を含めた乗り心地も良く、じつに絶妙なバランスになっています。


デイズ 2WD (B43W, 44W, 45W)『NEW SR MC』完成です!

2023年2月発売の予定です。発売まで今しばらくお待ちください。

発売は↓↓↓より随時ご案内致します。
http://www.kybclub.com/release/index.html


基本情報

1)日時
2021年6月25日
2)メーカー
MAZDA
3)車名
MAZDA3 (FASTBACK)
4)型式
BP5P
5)駆動
2WD
6)グレード
SKAYACTIV-G 15S
7)開発ブランド
『LOWFER SPORTS』
ローダウンスプリング
『L・H・S』
8)製品種別
ショックアブソーバ
スプリング

実車装着 「アクセラ」から生まれ変わった「MAZDA3」。ハンドリング面の完成度はかなり高いフィーリング。。。
スポーツダンパーの設定が手強いモデルです。。。
今回は1.5L SKYACTIV-G 15S 2WDのFASTBACKがテスト車です。


LOWFER SPORTS & ローダウンスプリング 『L・H・S』 試作品をテスト実施しました。


フロントはガソリン2WD グレード20S&15S 共用設定
今回の15Sの場合はバネレートがノーマル比112%になります。


リヤは2WD ALLグレード共用設定
バネレートはノーマル比107%です。


前後ともに狙い車高は -20~25mm


フロント -11mm / リヤ -22mm
フロントダウン量が若干不足で変化感が足りない。。。フロントを下がるモノに交換します。


フロント -18mm / リヤ -22mm


今度は俯瞰のバランスも問題なし!!

ダンパーとバネレートのマッチングは完璧です!
スッキリ感としなやかさが絶妙にバランス取れており狙い通りのフィーリングです。
ステア応答、ステアセンターの適度なじんわり感、オリジナルの良さをさらに引き出せている印象です。
常時フラットな挙動で高速操安性も良好。入力感もしなやかで上質感のある乗り心地で問題なし。
イメージ通りの「Lowfer Sports KIT」になりました!!

↓↓↓こちらがノーマル車高↓↓↓


≪フロント≫ 車高: -18mm
バネレート: 23.5N/mm(ノーマル比112%)

≪リヤ≫ 車高: -22mm
バネレート: 42.3N/mm(ノーマル比107%)


MAZDA3 BP5P (FASTBACK SKYACTIV-G 15S 2WD)

『Lowfer Sports KIT』 完成です!

2023年3月末の発売の予定です。発売まで今しばらくお待ちください。

発売は↓↓↓より随時ご案内致します。
http://www.kybclub.com/release/index.html

基本情報

1)日時
2021年3月15日
2)メーカー
MAZDA
3)車名
CX-30
4)型式
DMEP
5)駆動
2WD
6)グレード
20S PROACTIVE
7)開発ブランド
『NEW SR MC』
8)製品種別
ショックアブソーバ

実車装着 CX-30 DMEPのテストしました。


今回のテスト車は「SKYACTIV-G 2.0L 2WD」、グレード 「20S PROACTIVE」
CX-3とCX-5の中間に位置づけされる新型クロスオーバーSUV「CX-30」

第一印象、ボディ剛性感が高くフラット感があるスタビリティの高い乗り味です。
クロスオーバーSUVにしてはスポーティー寄りなフィーリングですね!
走り始め最大のインパクトはブレーキのタッチがとても良いこと!
欧州車的な踏力コントロールタイプで、踏みしろは少ないながらも制動コントロール性がとても良い!
そのため一連の動作がしやすく、コーナリングアプローチがスムーズ。
ステア操作に対する挙動、すべての一体感が高くまとまり感のある乗り味です。。。

まずはオリジナル寸法のデータ確認。
基本レイアウトはMAZDA3同様、フロントは抱込み式のマクファーソンストラット、リヤは新しいビーム形状のトーションビームです。
組付け精度の高さを感じる構成になっております。


テストアイテムは『NEW SR MC』
http://www.kybclub.com/products/street/mc/index.html


前後ともにALLモデル 2WD&4WD 共用設定です。


リヤの収束が向上して高速走行時の浮き上がり感がピタッと無くなりました!
全体的なしっかり感は向上して、フラットかつ接地感の高い乗り味です。
フロントのステア応答性、追従性も良く引き締まったフィーリングに変わりました。
もちろん乗り心地も問題なし!


MAZDA CX-30 『NEW SR MC』完成です!!
2023年2月発売の予定です。発売まで今しばらくお待ちください。

発売は↓↓↓より随時ご案内致します。
http://www.kybclub.com/release/index.html


基本情報

1)日時
2020年12月18日
2)メーカー
HONDA
3)車名
N-WGN Custom
4)型式
JH3
5)駆動
2WD
6)グレード
L・ターボ
7)開発ブランド
『L・H・S』
8)製品名
ローダウンスプリング

実車装着 今回は、N-WGN Custom JH3 (2WD)のローダウンスプリング 『L・H・S』 2回目のテストです。



前回テストではフロントの車高ダウン量が足りず。修正品が準備出来たので再テストです。



リヤの車高は前回のテストで仕様決定したスプリングを、フロントは車高違いの3種類を用意しました。
ではさっそく装着してみます。



リヤ -24mmダウンのスプリングが数値的にも俯瞰のイメージも良好でした(^^)



ショックアブソーバとバネレートの相性は良く、丸みのある上質な乗り心地でありながらステア応答も良く軽快感もバッチリ!
グッと引き締まったしっかり感としなやかさも兼ね備えたとてもバランスの良いフィーリングです^^

↓↓決定したスプリングの仕様です↓↓
≪フロント≫  車高: -27mm  バネレート: 21.9N/mm(ノーマル比115%)
≪リヤ≫    車高: -24mm  バネレート: 19.6N/mm(ノーマル比115%)



イメージ通りの 『Lowfer Sports KIT』 が完成しました。
発売中となりますので品番・価格などの詳細はこちらからご確認ください!
↓↓KYB新規品番NEWS↓↓
http://www.kybclub.com/release/news21/KYB%20NEWS%202021-16.pdf

基本情報

1)日時
2020年8月11日
2)メーカー
HONDA
3)車名
N-WGN Custom
4)型式
JH3
5)駆動
2WD
6)グレード
L・ターボ
7)開発ブランド
『NEW SR MC』
『Lowfer Sports PLUS』
『L・H・S』
8)製品名
ショックアブソーバ・
ローダウンスプリング

実車装着 今回は、N-WGN Custom JH3 (2WD)のテストです。


確認事項は、こちらの3つになります。
①『NEW SR MC』フロントショックアブソーバの『N-BOX JF3』用との共用確認
②ローダウンスプリング 『L・H・S』 の装着確認
③減衰力14段調整式 『Lowfer Sports PLUS』 の装着確認



まずは 『NEW SR MC』 の確認です。
前回OK確認済の専用品からフィーリング確認をします。


高速操安性、ステア応答性、収束性も良く、常時フラット感もあって乗り心地問題なしです^^
15inchタイヤとのマッチングもイイ感じで前後バランス良く100点満点の出映えです(^^♪

続いてフロントをN-BOX JF3用で確認します。



STDモデルで気になった質感の低下は感じませんね。。。
タイヤとのマッチング良さが関係しているようです(^^♪
入力感は若干強めと違いはあるものの、走りの印象自体は軽快感が増していてシャキッとした雰囲気です。
明らかに体感出来るステアレスポンスの良さはプラスで、Customも共用設定としました。

続いてローダウンスプリング 『L・H・S』 のテストです。
前後ともに狙い車高は -25~30mm
バネレートはノーマル比で、フロント/リヤともに115%設定です。

まずは、狙い車高のスプリングをセットします。



リヤ車高は問題なしですがフロント車高のダウン量が不足気味でした・・・

↓フロント -6mm / リヤ -25mm 装着写真



なので、フロントの車高がもう少し下がるモノに交換してみましたが、
下記の写真の通り、フロントのダウン量がまだ足りない感じ。。



ということで、『L・H・S』のフロントについては車高修正品にて再テストを行うことにしましたが、
走りの内容的にはショックアブソーバとバネレートの相性は良好
グッと引き締まった手応え感と、しなやかさも兼ね備えていて、イメージ通りのフィーリングを確認できました(^^)



『Lowfer Sports』のオリジナルフィーリング相当であるダイヤル「8」
前後バランスが崩れない範囲でのソフト下限がダイヤル「2」
ハード上限がダイヤル「12」


調整ダイヤルは↑↑↑このような方法で調整出来ます!!
装着フィーリングも前後の挙動バランス、収束性、乗り心地すべてにおいて問題ナシでした^^

これで、N-WGN Custom JH3 (2WD-FF)ショックアブソーバの実車テストは完了しました。
スプリングは車高を微修正したもので改めて再テストをしています。
2回目の実車テストブログは「こちら」をご覧ください^^


基本情報

1)日時
・2018年12月24日
・2019年4月2日
2)メーカー
DAIHATSU
3)車名
タントカスタム
4)型式
LA600S
5)駆動
2WD
6)グレード
RS
7)開発ブランド
『NEW SR MC』
8)製品種別
ショックアブソーバ

実車装着 タントカスタムRS LA600S 『NEW SR MC』テストしました。

既に新型LA650Sが発売されており、LA600Sは旧型となりますが、この型のタントは根強い人気のモデルです。
既存のアイテムの『NEW SR SPECIAL』は絶賛販売中ではありましたが、
新設計バルブ採用の 『NEW SR MC』 へ切り替えるべく、新規設定のはこびとなりました。

減衰力の見直しと合わせて前後とも本体ケース長を-10mm短縮します。
そしてリヤに関してはシリンダーサイズを1サイズ上げて容量アップを図り、専用のバンプクッションを付属します。
LA600Sの純正バンプクッションは、ゴム製の比較的タッチが固いものなので効果が期待できます♪

さっそく装着&フィーリングチェックします。まずは既存の『NEW SR SPECIAL』の確認から。

中・高速度走行時の操縦安定性は良好ですね!トールワゴンの弱点である腰高感を見事に消しています。

リヤは低速走行時に時折やや強いかな?と感じる場面あるのですが、速度が上がっていくとすっかり落ち着く方向となります。
トータルでハンドリングと乗り心地が上手くバランス取れている内容です!!

では、、更なる上質感を狙って 『NEW SR MC』 に交換

フロントは路面からの入力がとても滑らかになっています。
低速時からしなやかさがありながらも中・高速時の収束もしっかりしていて安定感が高い!

まさにイメージ通りの内容になっています!!

リヤは減衰力のボリューム的に既存品NEW SR SPECIALと同等の感触ですね。 
実績値としてもリバウンド側スロースピード域が予定より高く、やや強めのフィーリング。
乗り心地的には目新しさが無いですね・・・ 
ただ良いところもありまして、入力感自体は丸みがあり、改良品としての特性はしっかり出ています。
でも今回は結果的に前後バランスとしてリヤが目立つ状態。フロントに合わせてリヤの減衰力を見直す必要ありですね!
今回は 【 85 /100満点 】 と言ったところでしょうか。。。
リヤの修正品を用意して再トライで仕上げたいと思います。

っと、この時は辛口評価をしておりましたが。。。

日付が変わって、再テスト実施しました。
Rearダンパーを若干減衰力ボリュームを下げてミドル&ハイスピード領域を寝かせた特性のモノを用意しました。

早速装着してフィーリングチェック。。。んーーーーっ、、、ノーマルとほぼ同様のフィーリングじゃないですか。。。
ウレタンバンプクッションの効果もあって当たりは丸く、乗り心地こそ良いのですが、
ミドル&ハイスピード領域の減衰力が伸圧ともに不足気味で、終始ブル感がつきまとう、、、
全体的には「こもった」感じのフィーリングなんですね。
残念ながら変化感が乏しく、前後バランスも良くない。フロントのしっかり感が生かされない内容でした・・・
軽量車両の難しさです。。。

ということで今一度、前回のセットを再確認。
結果としては再試作品に対して、前後バランス、ハンドリングのスッキリ感、変化感・面白み、
すべての面でマッチングは良い内容でした。。。 
そして本体ケース長短縮とバンプクッション材質変更で、後部座席の質感が大幅向上していることが改めて確認出来ました!!

先にも触れましたが、ノーマルのバンプクッションはゴム製のタッチが固いものなので、
リヤをウレタン製に交換した効果は絶大で、これだけでも相当雰囲気が変わっています。

というわけで若干、右往左往しましたが、タントカスタムRS LA600S用『NEW SR MC』完成です。


現在絶賛発売中です。品番・価格などの詳細はこちらからご確認ください!
↓↓新規品番NEWS↓↓
http://www.kybclub.com/release/news22/news_20221219_27.pdf


基本情報

1)日時
2019年8月26日・12月17日
2)メーカー
SUZUKI
3)車名
スイフトスポーツ
4)型式
ZC33S
5)駆動
2WD
6)グレード
6MT
7)開発ブランド
『LOWFER SPORTS』
『LOWFER SPORTS PLUS』
ローダウンスプリング
『L・H・S』
8)製品種別
・ショックアブソーバ
・スプリング

実車装着 先日『NEW SR MS』のテストの模様をお届けしましたが、同時進行で『LOWFER SPORTS』系のテストも実施しておりました。

今回のテスト品は、『LOWFER SPORTS』
そしてローダウンスプリング『L・H・S』のテスト品を組み合わせてテストです。

『L・H・S』 はバネレートが純正比でフロント120%、リヤ115%
車高は前後ともに-25~30mmダウン狙いです。

まずは最初のセット

フロント -21mm / リヤ -24mm
リヤはほぼ狙い値なのですがフロントが若干高め・・・

↓↓↓こちらがノーマル車高です↓↓↓

前後ともにボリューム感はイメージ通りで、走行フィーリングはまったく問題なし。
全体的なスタビリティがバランス良く向上出来ました。
加速・減速・コーナリングすべての場面で安定しており、バネレートとのマッチングも良く、まとまり感は文句ナシ。
スムーズかつ軽快に走れるイメージ通りのハンドリングバランスになりました。
本来持っているステアレスポンスはさらに良くなって、フロントのグリップ感がとても良く伝わってきます!

ということで、フロントスプリングを下がるモノに交換

フロント -29mm / リヤ -24mm

今度はフロント若干低め・・・俯瞰でのバランスはやや前下がりで見た目のカッコ良さはイマイチ。。。
ではリヤを下がるモノに

フロント -29mm / リヤ -32mm

今度はリヤ下がりのバランス、、、俯瞰での印象はボテッとしたイメージなのでこのセットもNG。。。
どうも帳尻があいません。。。ノーマル形状の歯痒いところです。。。

ということで、とりあえず今回のテストはネタを使い切りました。。。『L・H・S』 は修正して再トライですね。

日付が変わり、
『L・H・S』 は修正したテスト品が出来上がり再トライです。
合わせて、リヤ用減衰力14段調整式 『Lowfer Sports PLUS』
こちらもタイミング良くテスト品が出来てきたのでテストします。

前回はフロントの車高が高かったり、低すぎたりだったので、ちょうど中間の仕様を準備しました。
狙い車高は-25mm付近。ダンパーは前回テストで内容OKだったテスト品との組合せです。

フロント -26mm / リヤ -24mm

イメージ通りのバランスになりました!俯瞰での印象もカッコイイですね!
↓↓↓こちらがノーマル車高↓↓↓

今回は車高設定の修正だけでバネレートは変えてません。なので走りのフィーリングは前回同様問題ナシ!
ダンパーとのマッチングはバッチリ!曲がる・止まるの運動性能はさらに上がっています!
スイフトスポーツの特徴がより一層際立つ内容です。なにより、車高がバチっと決まるとカッコいい!!

フロント: 車高 -26mm  バネレート= 28.6N/mm (ノーマル比120%)
リヤ: 車高 -24mm  バネレート= 29.7N/mm (ノーマル比115%)

続きまして最後は、Lowfer Sports リヤ14段減衰力調整式 『Lowfer Sports PLUS』 です。

まずはLowfer Sportsオリジナルフィーリング相当のポジションを確認

今回はダイヤル( 7 )が収束性と乗り心地のバランスも良く、
ボリューム感も合わせてLowfer Sportsオリジナルのフィーリングに近かったです。

そして参考値として前後バランスが崩れない範囲を確認しておきます。

ダイヤルを順番に調整しながら何度も同じ道を走ってフィーリングチェック。
今回は下が最もソフトのダイヤル( 1 )から、上は( 10 )までの範囲が「Lowfer Sports KIT」クオリティの走行フィーリングでした。

スイフトスポーツ ZC33S 『L・H・S』 『Lowfer Sports KIT』 『Lowfer Sports PLUS』 完成です!
2023年1月発売の予定です。発売まで今しばらくお待ちください。

発売は↓↓↓より随時ご案内致します。
http://www.kybclub.com/release/index.html

基本情報

1)日時
2019年8月26日・12月17日
2)メーカー
SUZUKI
3)車名
スイフトスポーツ
4)型式
ZC33S
5)駆動
2WD
6)グレード
6MT
7)開発ブランド
『NEW SR MS』
8)製品種別
ショックアブソーバ

実車装着 2017年9月に登場しました4代目スイフトスポーツ。3ナンバー化、ターボ化となったにもかかわらず、
先代ZC32Sよりも70kg軽量の1t切りとは驚きです。
低回転からターボが効き、トルクフルで速いですね!
ただ、完全に足回りが負けている感じがしてしまうのも事実。。。もう少しスポーツ感があってもいいの
では!?と思っているユーザー様も多いと思います。

スイフトスポーツは 『NEW SR MS』 ということでポイントは "MORE SPORTY"
http://www.kybclub.com/products/street/ms/index.html

スイフトスポーツの本来持っている質感をキープしつつ
さらにハンドリングの良さを引き出すようなセットにしたいと思います。

まずは寸法変更による各部のクリアランスチェックからスタート。

各部クリアランス・取付状態・位置関係、すべて問題ナシでした。

ということでテスト品『NEW SR MS』を装着して走行チェック

走り出し第一印象、フロントの変化感少なくおとなしいフィーリング・・・
収束性や質感はそつなくまとまってはいるのですが、
スイフトスポーツのキャラクター的には面白みに欠ける感じでした。

ボディ剛性が高いクルマなのでさらにボリュームを上げても問題ないでしょう。
フロントに関してはもう少し煮詰めたいですね。。。

リヤは専用バンプラバーの特性も相まってストローク感もあって、
しなやかで収束もしっかりしている丸みのある乗り心地!リアはOKです。
フロントは修正して再トライですね。

日付は変わり、フロントの減衰力特性を修正したテスト品が出来上がりました。

はじめに前回いまひとつだったセットのフィーリング確認を確認しつつ。。。
フロントを減衰力を少し上げ方向にチューニングした修正品に交換

ほど良く変化感が出ました!!
ステアセンター付近の手応え感がとても高く、高速操安性がグッと上がりました!
突上げ感はシットリと丸みがあり、スイフトスポーツに良くマッチしたフィーリング。
リヤとのバランスも問題なし。 イメージ通りに仕上がりました!!

スイフトスポーツ ZC33S 用 『NEW SR MS』は2023年1月発売予定です。

発売まで今しばらくお待ちください。 発売は↓↓↓より随時ご案内致します。
http://www.kybclub.com/release/index.html